Felixの日記

2005年01月29日(土) 殷周伝説完結。

 横山光輝御大最後の連載作品(でよかったっけ)『殷周伝説』が今月発売の第22巻でついに完結。最終巻では、孟津会盟から殷の滅亡までを一気に描き上げている。これを描いている年にまた病気で入院するなど体力的にかなりきつかったようで、線もかなり乱れているところがある。それでも最後の戦らしい戦である河水河畔の戦いでは袁洪、呉竜、常昊を登場させ金木[ロ那]の三兄弟と対決させているし、牧野の戦い(戦闘はないけど)、紂王自焚、諸侯の封爵など最低限の事は描き、最後は呂尚が封国の斉に向かうところで終わる。
 編集部あとがきによると、この作品に続いて「孫子」を描くつもりだったらしく、呂尚から斉の地を媒介として孫子(おそらく孫臏のほう)へとリレーさせる構想だったことがうかがえる。それでラストはちょっとあっけなくしたのか、とも思ったりした。ともかく感無量。
 巻末には、ページ数の関係で単行本未掲載作品の『虎はゆく 韓信伝』が収録されている。『項羽と劉邦』では垂れ眉でやや貧相な韓信だが、ここでは美形。

 懐かしくなったので『項羽と劉邦』を引っ張り出そうと思ったがひどく面倒なので、昨年神田の古書街で買った『通俗漢楚軍談』(『項羽と劉邦』の原作)をぱらぱらとめくって読んだ。
 明代の小説『西漢通俗演義』を元禄時代に翻訳したもので、昔はけっこう有名だったらしい。御大の『項羽と劉邦』では漢の統一で終わっているが、巻末あとがきに「統一以後は後味が悪いのでカットした」と書いておられたように、この作品では、そののちの功臣粛清、呂后と戚姫のドロドロから立太子に関するゴタゴタを経たのち恵帝即位で大団円、までを余すことなく書いている。『通俗三国志』と双璧の人気を誇ったとのことで、普通に読んでいても面白い。

 おっとRCCで『ABC殺人事件』キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
デヴィッド・スーシェにヒュー・フレイザー、そしてフィリップ・ジャクソンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
熊倉ヴォイスハァハァ
富山敬さんにしばし黙祷
さて見るぞ

 そして朝10時くらいに起きたのでユースのほうはパス。立正大淞南、洛北と練習試合を行ったとのこと。江本くんや古本くんがゴールしているようで、うれしい。

 昼、少しうつらうつらしていると、夢を見た。サンフが試合していた。相手はわからない。1点先制されるが、後半追いつく。そしてここから寿人ワンマンショウ開演。立て続けに2ゴールを奪うと、さらに高い位置でボールを奪ってそのまま突っ込み左足一閃でハット達成、その後1点返されるが、またも寿人が左サイドからドリブルで突っ込んでシュート、GKの手をはじいてゴールに突き刺し本日4ゴール!5-2でウハウハになったところで目が覚めた。いい夢だった。
 この夢にあやかり、今年のユニの背には11番をつけることに決定。

 日本VSカザフ
 今日の国歌独唱はこの前よりも断然よし。もっと息が長ければパーフェクトゥ!だった。こういう感じで歌ってもらわんと、選手もスタンドも乗れない。
 試合開始

カザフよわっ

シンガポールのほうが強いぞ!どういうメンバーで来てるんだ。いくら昨日来たとはいえ、ザルすぎる。W杯予選じゃ0勝4敗得点2失点10らしいが、よくそれだけで済んでるな、と思う。たぶんどこの国も、強豪との対決を視野に入れてバックアップのテストしてるんだろうけど。カザフのバックライン、背が高いだけで全員アレックスみたい。おかげで加地さんが確変しているように見えるッ!クロス精度はいつもどおりだけど。
 玉ちゃんは今やFWの柱になった。鈴木師匠は、ボールに触れずに得点を演出する稀有な才能を身につけつつある。アレックスは相変わらずゴールに近いところ(自陣敵陣両方の)でいらんことする。意味ねー切り返しする前に上げやがれ。ピーター・ハウストラ大先生のプレイを見習いなさい。切り返しなら大黒の方が上手かった。
 とはいえ選手のコンディションはいい感じで仕上がっている。これを2月9日までうまく保持してほしい。ここがピークで、9日にはどん底になってたら笑い話。
 あと、国歌独唱者もちゃんとしたの用意しとけ。


 < 過去  INDEX  未来 >


Felix