Felixの日記

2004年11月15日(月) 週末に向けて。

 横浜FC戦後の小野監督のコメントで、

前田は、いいチャンスを作ってくれたと思うが、それだけでいいという時期は過ぎている。決める時は決めてもらいたい

とあったが、まあ確かに試合に出ている限りは小学生だろうがじいさんだろうが犬であろうが結果を出さなければいけないんだけれど、この日が初先発フル出場の、プロ契約もしてない高校生に向かってそんなこと言うのは、「学徒出陣を推進する大戦末期の日本軍のえらいひと」みたいでどうかと思いました。「それだけでいい時期」をとっくの昔に過ぎている人間があと10人いましたが、その処遇はどうされるおつもりか。

 中田英寿の日記に、「Juve(ユヴェントス)はどんな相手と戦う時でも、まるで自分達が格下かのように挑む」と書いてあった。相手がいかに格下のチームであっても、彼らは相手を上回るプレッシャーをかけ、激しいタックルを浴びせる「格下の戦い」を遂行する、と。これぞ、ライオンの狩りのたとえを持ち出すまでもない「王者の戦い」。ユーヴェのようなチームでさえそうしてスクデットを獲るのに苦しんでいるのに、サンフのようなチームがそれを怠っていては、優勝争いはおろか目先の勝ちさえ得ることができないだろう。
 今のサンフは、J2下位のチームより弱い、間違いなく「格下も格下」のチーム。変な誇りやプライドは粉々に打ち砕いて捨て去り、純粋な「戦う気持ち」だけを心に、ビッグアーチのピッチに立ってほしい。


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Felix