| 2004年10月26日(火) |
年内完結のマンガ/《メデア》/ひみつ練習 |
モーニングの『蒼天航路』は、年内完結とかアオリ入れたとたんにGONTAさんが休載しちゃって(勝手に決められて怒ったのか?)、曹操と劉備の漢中戦、関羽の北進、魏諷の乱(魏諷VS曹丕という構図になるのか?)、徐晃VS関羽、呂蒙VS関羽、関羽の死、そして曹操の死までを(一年足らずの出来事だが)年内に描ききるのはほぼ不可能。じっくり描いてほしい。 しかしマガジンとチャンピオンでも三国志もの始まってるが、どっちも劉備三兄弟がメインみたいで、いまさらという感じがする。それだけに、斬新なところをもっと見せてほしい。『蒼天』の「侠者・劉備」を越えるインパクトを。スペリオールで始まった武論尊&池上遼一のやつはすごい展開らしい。どこかで読んでみよう。 少年誌なら、孫呉の熱い面々を描くのも面白いと思うんだけど、どうなのか。オリジナルエピソードも盛り込みやすそうだし。
故・横山光輝御大の『殷周伝説』は今月第19巻が出て、残すところあと2巻となった。12月末に最終第21巻が出て、めでたく年内完結となる。今月は卞吉登場までだったが、確か記憶ではこのあと張奎・高蘭英(諸星大二郎『栞と紙魚子』に出てくるきとらさん似)夫妻の抵抗が描かれるはず。これが20巻のメインで、21巻で諸侯会盟・牧野の戦い・紂王自焚が一気に収録される、のか。この作品では辛甲や金[ロモ]という、『封神演義』では脇役な人物が結構活躍しているのが面白い。金[ロモ]のあの眠そうな垂れ目に萌える人間も多いと聞く。あと二冊、楽しみ。
あと、岩明均の『ヒストリエ』第1・2巻を買った。そういや自分も『アナバシス』の再読が途中やめになってたから、また読まないと・・・と思った。
ルイジ・ケルビーニの歌劇《メデア》を聴いているが、序曲からフィナーレまで息つく暇ない緊張感。メデアがジャゾーネ(イアソン)との間に生んだ自らの二人の子を殺して宮殿に火を放ち、わが子の亡骸とともに炎に包まれる前で群集が絶叫して逃げ回る壮絶なフィナーレには、ライヴ録音ということもあり身の毛がよだつ。マリア・カラスは偉大。時代楽器での録音は出ないのか、と思っていたけど、まず彼女に匹敵する歌手を用意しないといけない。この大作を録音できそうなのは、ヤーコプス、クリスティ、ミンコフスキあたりかな・・・
今週もひみつ練習が二日。ひみつもいいけど、ちゃんとした試合してください。神戸戦、まったく相手に飲まれていたので、しっかりモチベーション上げてから戦いの場へ出てきてほしい。 「この戦場であとに戻れば地獄に落ちる〜♪」 くらいの覚悟で。
|