三日坊主日記
瑞樹 美霧



 うをい

 低い。低過ぎるやろ。

 いやね、家から最寄り駅に向かう歩道の途中に年に何回か大きめの蜘蛛(女郎蜘蛛とか)が蜘蛛の巣を張るんだけど。
 歩道の左側の並木の側に巣を張って、歩道の右側の線路の金網にまで糸を延ばして。
 要するに歩道の上部全面を使ってるので人はその下を潜って歩く訳だが。
 大体175〜180cm位の高さに張るからまあ、私は引っかかったことはない。
 ってか、今回もその高さに張ってたんだけど。
 頭上を渡っている蜘蛛の糸が私の頭を掠りそうな位に低くなってて。思わず首を竦めて通ったんだけど。
 何で分かったかって―と、落ち葉がね。その渡された糸に飾りのように5〜6枚引っかかってからなんだね。
 あの落ち葉がなかったら間違いなくあの高さだと引っ掛けてたな。
 いや、落ち葉がぶら下がったから重さで低くなった可能性もあるか?
 私は気付いて避けたけど、ケータイとか見ながら歩いてる人多いし、チャリンコで駆け抜ける人もいるからあれ、きっと誰か引っかけて切っちゃうよなぁ、と思いながら駅に向かった。
 いやぁでも一寸楽しかったけどな。
 落ち葉が等間隔に並んでぶら下がってるモール擬きの蜘蛛の糸。
 あんな状態になってのは初めて見たわ。

2022年11月09日(水)
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