三日坊主日記
瑞樹 美霧



 何だかなぁ

 あのおっさん、昨日だか一昨日だかも擦れ違い様に何か言ってたな?

 家から最寄り駅に向かう道の途中ですれ違うおっさん。
 それまで何も喋ってなかったのに、擦れ違い様にだけ急に何事かを言うんだよね。
 まあ、こっちは顔も見てないし、何か言ってる、とは思っても聞き取ろうとはしてないので何を言ってるのか理解してないんだが。
 だって独り言だと思うし。

 で、そのおっさんが今朝擦れ違い様に何か言って来た。言って来た、とは言うもののそれがホントに私に向けられたものなのかは解らないが。
 でも擦れ違い様に言葉が発されるので、私に言ってるのか? とも思わなくもなく。
 で、ふと気付いた訳だ。

 ……アレ? そう言えばこのおっさん、昨日だったか一昨日だったかも擦れ違い様何か言ったよな?

 いや、私に向けた訳ではないかもだけど。
 何を言われたのか聞き取れてないけど。
 勿論おっさん、電話中とかじゃないんだけど。

 若かりし頃はおっさんや兄ちゃんに擦れ違い様『ええケツしてんな』とか『ええ胸してんな』とか擦れ違い様に卑猥な言葉を投げてくる、とか割としょっちゅうあったけど。
 そういうのではないと思うし。ってか40後半に向けてエロワードもないだろう。
 うーん、謎だ。
 いやまあ、休み明け又すれ違う時に何か言い出したら私に向けているの判断すればいいか。
 聞き取れる自信ないけどな。



     ☆ 今日までかかって読んだ本 ☆
集英社 コバルト文庫 前田珠子『破妖の剣 鬱金の暁闇 27』

2016年11月11日(金)
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