三日坊主日記
瑞樹 美霧



 詐欺

 おかんに詐欺の電話がかかって来たらしい。

 数日前に

「地元市に新しく介護施設が出来るのですが、市民の方優先で居住権利がございます。興味はありませんか?」

 というような電話がかかって来たらしく。おかんは
「持ち家有りますし、娘と住んでますから必要ありません」
 と答えたらしい。で、何か色々聞かれて答えられるものは答えたらしいんだが。

 そもそもまず、ウチの名字の読み方を知らなかった時点で怪しいなと。
 で、間違った読みで「間違いないですか?」って聞かれたから訂正もせず「そうです」と答え、個人情報に触れる部分は何とかはぐらかして返答はしたらしい。
 で、結局「老人ホームなんて必要ないです」って言ったら「では権利を放棄ということで大阪市内の方に権利をお譲りしてもいいですか?」と言われたので「どうぞ」と。

 したら昨日又かかって来たらしく。

「先日お譲り頂いた権利、先方がとても喜ばれてお礼がしたいと仰っているのですが」

 と言うので「別に要らんから要らんってだけでお礼される覚えもない。お礼されるのはお宅の方でしょう?」って言ったら何かやけに食い下がって来て、その挙句。

「付きましては違約金としましてお支払いを頂かなければならないのですが」

 ……はぁ!?

 って話。
「契約もしてないのに違約金とかアホか! 支払い義務を感じません」
 とか言ってみるも、相手も引き下がらないし苛々して大喧嘩になったとか。
 その上

「では今から郵便局以外の口座から引き落としをさせて頂きます」

 『郵便局以外』って結局どんな銀行に口座持ってるのかも知らんねんやん。カマかけて聞き出そうって魂胆だな、これは、って思ったから「やれるもんならやってみぃ!」とな。

「はい、今引き落としさせて頂きました」

 って言うから「へえー、幾らなん?」「630万円です」「へぇー、凄いなぁ、そんなお金引き落とせるような口座持ってへんけど?」←ウチのおかんは銀行口座の残金0の人。だからって現金で持ってる訳でもない

 でまあ、電話切って、取り敢えず銀行に確認だけ行っとこう、って準備し始めたら又電話が鳴って、「さっきかけたものの上司の者ですが」で、恫喝染みたことになりそうだったので電話ぶった切ったらしい。
 その後もガンガン鳴ってたらしいけどスルーして、銀行行って『実はこんな電話が』って説明したら、最近そういう電話貰ったっていう相談を銀行の方でも結構受けてるんだって。
 それに昔ならいざ知らず今はそもそも200万以上のお金は銀行側も簡単に振り出しませんし、と。ただ、警察にだけは届けておいてください、と。
 今は電話だけで何かがあった訳でなくても、変な人がうろついたりとかが起こらないとも限らないので、と。

 しかし怖いのはどっから情報が洩れてるのかってことよね。
 介護施設とか、おかんの年齢が知れてるって可能性あるし。固定の電話番号に関しては電話帳に載ってるので仕様がないけど。

 ホント色んな手口があるよねぇ……(溜息)。

2016年09月08日(木)
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