三日坊主日記
瑞樹 美霧



 あかん

 マジギレしそうになった。

 晩飯に、生野菜と鶏肉のサラダみたいなのが出たんだが。
 まあ未だ、お酢に浸かってたしささみだったから鶏肉は食えたんだ。
 で、ふと口の中に広がった、アレ。
 気付かずに数口食って、苦手なアレが喉元過ぎる時に主張した訳だ。

「私は生姜〜」

 うげっ、って来て、「もしかして生姜入ってる?」って聞いたら「うん、入ってるよ」ってしゃらっと言われて。

 ……はぁ!?

 って感じ。
「私苦手やっていってるやん!」
「だって入ってたらおいしいやん」
「私はあかんっていっつも言ってるやろ」
「だって料理の本にも入れるって書いてたし、其れが一般的な意見やろ。実際美味しいし」
「私は苦手やねんって。おかんの感覚が全て正しいとか思わんどいて!」
「そういうけどアンタが苦手なんはアンタの感覚やろ」

 ……そういう話じゃねぇだろっっ!!

 そりゃあ苦手なのは私の感覚と言われてしまえばそうだけど、そういう話をしてんじゃねぇだろっっ!!
 私が言ってんのはアンタは美味しいと感じてても私はそうじゃないってことだ。っつか、マジで苦手なんだって、知ってて入れるとか、有り得へん!!
 それもスライスしたヤツとか、本っ気で有り得へん!!
 嫌がらせかよっっ!!
 言葉の選択も間違った(おかんの『感覚』というのは失敗だった)かもだけど、先ず人が苦手なものを判ってて入れるとか1番有り得へん。
 それも食材、というよりはあってもなくてもいいような、個人的好みで入れるか入れないかっていう薬味だぞ。
 自分が好きだから、自分は美味しいからって、其れを苦手と言ってる人間が同じ感想持てる訳ねぇだろ。
 其れこそ自分の好みを人にまで強制すんなっ! って話だ。

 も、マジでおかんのこういうトコ腹立つし苛々する。
 作って貰ってる立ち場(でも金を出してるのは私)だから一切文句はつけないし、基本的に何でも食う。でも本気で苦手なものまで強制されたら流石に精神的に耐えられない。


 昨夜はpm10:00位にやって来た姪っ子と延々2時間ひたすらお喋りしてた。
 姪っ子のバイト先の話とか家の話とか、私の方の仕事の話とかおかんの話とか。
 姪っ子が友達の弟と感覚が違い過ぎて歳の差って、ってビビる、とかいう話からウチの会社での話になったり。
 ぶちょー嫁とは7つ違うし、ししゃちょ―娘とか16〜7違うし、挙句趣味も好みも全く合わん、とか。

「姪っ子はダンスとかやってるから解ると思うけど、彼女達は伯母ちゃんが好きなフィギュアスケートで選手が終わった後とかドヤ顔するのが有り得へんって言うねん、其れも『イケメンでも何でもないのに』とか言うねん。ドヤ顔、するやんなぁ、ってかせなあかんやん? そういうの、解らへんねん」
「えー、そういうの、解らん人おるんやー。うわ、何か吃驚やわ。舞台のこととか全然解らへんってこと……」
「そういう経験とかもないからかもしれへんけど、マジで解らへんねんやろな。彼女達が好きなもの伯母ちゃんは理解出来へんし、伯母ちゃんが好きなもの、彼女達は有り得へんっていうから、ホンマ趣味もあわへんねんやろな。だから伯母ちゃん黙ーって仕事してんねん」

 とか。

「バイト先で『おばさんっぽい』って言われんねん」
 とか言い出した姪っ子がちょっとした倫理観とか考え方の話をしていてしみじみ
「こうやって伯母ちゃんと話が合ってる時点で〇○(姪っ子の名前)、考え方とかおばさんなんかもー」
 とか言い出し。
「ぶわっはは、それはそうやな」
 なんていう展開になったり。

 いやー、マジで2時間とか久々に雑談らしい雑談したわー。
 最近おかんのキレ所が解らなくなって来てるからしんどいし面倒臭くて会話とか殆どない状態だったからそんなに雑談したのとか、マジで久し振り。
 姪っ子も18だもんねぇ、そういう話も出来るようになってるし。
 可也楽しかったわ。

 っていう楽しい日記だけ書くつもりだったんだけどなぁ、今日は。

2016年03月12日(土)
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