三日坊主日記
瑞樹 美霧



 整骨院行って

 その帰り道、何時もの所に野良にゃんがいた。
 人懐っこい子で、思わず撫で撫でしていたら。

「一寸! 餌やらんどってくれる!?」

 イキナリおばさんの声が。
 何処からや? と思って声のした方に目をやると、戸建てのベランダからこっちに向けておばさんが毒づく。

「餌やらんどってって!」
「……やってませんけど?」

 うん、餌やってる女の人、いるのは知ってるけどね。
 私は一切やったことはないし、これから先もやるつもりはない。
 別に私はにゃんを触ってただけだし。

 おばさん、「違ったんやったら御免」くらい言えよ。イキナリ頭ごなしに決めつけて喚き立てて。
 おまけに

「可愛がるんやったら連れて帰ったら!? 連れて帰りぃや! 皆可愛がるだけ可愛がって、連れて帰りもせんくせに!」

 と来たもんだ。

 ……おばはん うぜぇ……。

 まあ、にゃん嫌いの人ならそこに にゃんがいるだけで嫌なんだろーけどさ。
 そしてしつこく何度も繰り返す。「連れて帰ったら!? 連れて帰りぃや!」

 ……マジうぜぇ……。

 相手すんのも面倒だし、暫くしてから にゃんを置いて、帰ったけど。
 私が動き出しても未だ言う。

「うぜぇ……」
 小さくぽろっと口から零れた時、その家から人が出て来た。
 家から、というよりも、1階部分の自宅とは別の戸口から。
 聞こえたかどうかは知らんけど。

 ぢつは1階は医院になっている。人が出て来たのはその従業員入口。
 んで、衆人注目の中喚きたくる おばはん。

 ……客商売ちゃうんかい、アンタんトコ……。ええんかい、そんなことして。

 まあ、私は行ってないけど、もし、自分が通ってる医院だったら二度と行かねぇ。医院には出て来ないのかもしれないけどそんなおばはんのいるトコ嫌。

 清水○○医院、サイテー、とか言っちゃいそうよ、私(遠い目)。

2014年09月26日(金)
初日 最新 目次 HOME