三日坊主日記
瑞樹 美霧

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■ ミュージカル『シラノ』

 pm3:30頃家を出て、一寸早かったので2/23の新幹線のチケットを取って、新歌舞伎座へ。
 初めてだよ、新歌舞伎座。
 っつか、近鉄劇場がなくなってから上本町なんて行かなくなったし。

 ……とか思ってたら、上本町YUFURA(の6Fが新歌舞伎座)って近鉄劇場の跡地……?

 いや、もう20年近く上本町なんて行ってないから地理的なこと全く覚えてないんだが。
 ウチの会社がブツ納品してるのは判ってるんだけど(YUFURA内も新歌舞伎座内も)。
 これがあのブツか、と思いつつ利用して来た。

 着いたらpm4:35頃で、開場まで未だ25分。
 ぼけーっと色々眺めてたら、目に入ったポスターが、『しゃばけ』。
 沢村一樹若旦那。うーん、若旦那にしちゃあトウが立ってる気がしなくもないけど、あの『しゃばけ』の世界がどう舞台化されるのかすげー興味はあるんだよね。
 えーと、兄や達は多分宇梶さんと、……あー、忘れた;;
 興味はあるんだけどねー、5/7〜12。蜷川『ヘンリー四世』と丸被り(苦笑)。
 お金出来てもどっちかしかチケット取れないよ(溜息)。5/11の土曜も休みじゃないし。仕事帰り梅田には行けても上本町は無理だよ。


 さて、開場して、ソッコープログラム買って。
 したら籤引きでサイン入りのが貰えるとかでプログラム受け取る前に籤引いたんだが、案の定外れだし、外れたら外れたで、プログラム貰わずに売り場離れようとしてしまって呼び止められたさ(遠い目)。
 んで、上演時間観てびっくり。
 pm5:30開演だから、大体2時間半位でpm8:00位には終わるんだろーなーと思ってたら、

 第1部 pm5:30〜7:00
       休憩(30分)
 第2部 pm7:30〜8:40

 うげ、休憩入れて3時間10分!?
 甘く見たわ……(遠い目)。
 そっか、それで開演時間早目なんだね。
 早目だなぁとは思ってたけど。



本日のキャスティング
 シラノ・ド・ベルジュラック:鹿賀 丈史
 ロクサーヌ:濱田 めぐみ  クリスチャン:田代 万里生
 ル・ブレ:戸井 勝海  ラグノー:光枝 明彦
 ド・ギッシュ伯爵:鈴木 綜馬


 えーと、ロクサーヌとクリスチャン、プログラム上ではダブルキャストだったんだが、探したけどキャストボードとかもないし。
 まあ花が濱田さんと田代さん宛のしか出てなかったから、多分キャストはそうなんだろう、という判断で。
 残念ながら四季では濱田さん観たことないから判断も出来ないし。
 いや、最初から大阪公演はこの面子って決まってたかも知れないけど、それすら情報不足さね。
 『シラノ』観たいって思ったのは演目への興味と、鹿賀さんだってトコからだし。
 さて、本日のお席は1階13列41番。
 13列というのはそこそこいいお席なんだが(多分ドセンとかだったら初見にはすげーベストな位だと)、41列ってーのが、もう上手端っこでね。まあ見切れは多分なかったと思うけど、角度的に役者の表情は見え難かった。

 すげーなーと思ったのは、音楽がね、リプライが殆どないの。プログラムによると鹿賀シラノが歌う曲だけで22曲とか!
 んで、新歌舞伎座故なのか、演目上仕様がないのか、暗くなりつつある舞台背後でスタッフさんが大道具動かしに出て来るのが丸見え。
 何か黒い人影が数人舞台上に出て来たと思ったら大道具に取り付き待機、音楽や背景が動くタイミングに合わせて大道具を引っ込めたり出したり(苦笑)。
 ……あーいやー、そんなトコ観てる人間フツーいないのかも知れないが;;

 曲的には1幕2場の『ベルジュラックの夏』のシラノとロクサーヌのデュエットがすげー綺麗だったのと『我らガスコン』の勇壮なのが好きだなー。
 座ってる場所の所為か、オープニングの『幕を上げろ』は全く何を言っているのか聞き取れなくて、全編この調子で聞き取り難かったらどうしよう!? とかびくびくしたが、シラノが出て来た辺りからきちんと聞き取れるようになって来てほっとしたよ。
 あ、そうそう、生オケだった。カーテンコールでオーケストラの人達が全員舞台上に出て来た。

 さて、今回初『シラノ』なんだが。
 喜劇仕立てだったのね〜〜〜〜(遠い目)。いや、まあ、1幕は通して喜劇的なんだが、2幕は通して悲劇的。って感じ。
 程よくぷぷっと吹き出せて程よくイタイ感じのバランスは私的には良かったなぁ。
 8:2とか6:4とかどっちかが多いのはいいんだが、両方入ってないと、ギャグ100%とかシリアス100%ってのは私的にはしんどいので。
 1幕3場ラスト辺りで戦場に向かうシラノにロクサーヌが『あの人(クリスチャン)を守って! 風呂に入れて身奇麗にさせて、食事をさせて』とか言ってるのを聞いて唖然としてみたり(苦笑)。ってかロクサーヌ、それはアンタどうよ? みたいな?

 鈴木ド・ギッシュ伯爵。
 相変わらずええ声やぁ〜。役柄はロクサーヌに横恋慕する、偉そがりの一寸卑怯な、というか卑劣なキャラクターだけど(苦笑)。
 しかし笑える箇所もあり。日頃威厳を保つような喋り方をしているのに、動揺すると急に声が裏返ったり。ええ芝居・細かい芝居もしてはります。
 最後の方では敵対していたシラノとも心を通わせ(?)いい友人になるんだが。

 光枝ラグノー。
 又これもいいキャラクターで。詩を書くのが好きなケーキ職人。後半は職を色々と転々としてたらしいが最初からシラノの友人ランクでシラノを理解している1人。
 恐妻家設定が笑える。奥さんの前とそうじゃない時との差が又(爆)。

 戸井ル・ブレ。
 こちらも最初から最後までシラノの側にいて苦言も呈することの出来る友人。物凄くシラノのことが好きなんだなー、理解してるんだなー、って思える。
 『その心の中を俺には話せよ』って言ってホントにシラノに話させてしまうくらい。
 シラノとル・ブレの遣り取りは特に1幕では笑いの中にあるシリアス部分ですげーいい感じ。

 田代クリスチャン。
 もうねー、プログラムに載ってた歌詞読んだだけでぷぷって感じだったんだけど。『完璧な恋人』って曲でシラノとクリスチャンで歌う曲なんだが。
 シラノ「この知識 この知性」 クリスチャン「この美貌」 シラノ「この剣と この腕力」 クリスチャン「この美貌」 シラノ「この度胸 愛嬌」 クリスチャン「この美貌」 シラノ「想像力 表現力」 クリスチャン「この笑顔」……云々。
 いや、もうねー、うん。『正しく!』って感じ。爽やかなきらきら王子さま系? お馬鹿キャラ(設定。でも割と凄い突っ込み入れてたりする)だけど。
 後シラノに向かって駄々を捏ねたり、でもそんなこんなありながらシラノの親友にまでランクアップしていくんだよね。
 最初は軽いノリでシラノにも一寸敵愾心抱いてたりするんだが、ロクサーヌに対する思いが重なって、物凄くいい関係になってくのが良く判る芝居。巧いわ〜。

 濱田ロクサーヌ。
 えーと、多分1幕後半すげーヤな女です。それもラスト辺りはもうどうしようもなく。シラノの感情考えたら、ホントにねぇ、って感じ。
 や! しかしそれは=芝居の巧さだということ。
 でも『ベルジュラックの夏』辺りは本当にいい感じ。未だ恋が絡んでなかったからだと思うけど。
 声は綺麗ねぇ♪ 上にも書いたけど、初濱田さんなのよ、私。
 ロクサーヌがシラノを兄と慕っているのなんか凄く可愛いしいい。シラノ的には物凄く辛い所なんだと思うけど。
 クリスチャンに一目惚れして、『クリスチャン、クリスチャン』と言い出し、1幕ラストは『おいコラ一寸待て』状態にはなるけど(苦笑)。
 しかしこの人も笑いの入り方のテンポよかったわー。
 フツーに聞いてて、ぷぷっ、ってなるから関西人的笑いとしては成功だと。

 はい。さて。鹿賀シラノ。
 やっぱこの人凄いわ〜〜〜〜〜。
 バランスがいいというか、笑いの入れ方とかもすげーテンポいいし。ころころ声や芝居やら変えてて判り易いし。
 通常話す時は低目の声(歌も勿論素晴らしい低音)、クリスチャンの振りする時は高目の声。茶化す時やふざける時もそれ相応の声。
 勿論芝居も。ロクサーヌといる時と隊の仲間といる時と友人やクリスチャンといる時と、全部違う。
 音域も広いし、芝居の幅も広いから自由自在に行ったり来たり。
 うーん、『ジキル&ハイド』観れなかったのは一寸惜しかったかもー。
 ホントにいい役者さんだなー、鹿賀さん。
 所々声がぶれたりしたこともあった(初見だから一寸自信はないが多分狙っての箇所じゃないと思う)けど、然程気にならず。
 大きな鼻を着けてる所為か、一寸鼻声っぽく聴こえたり、鼻呼吸がし難いんだろうと思うんだが、口で呼吸する呼吸音が結構大きくマイクに入ったりはしてたけど。
 あれは、うーん、小道具さん? も一寸考慮してあげて欲しいかもー。


 ……ってあれこれ言ってみたが、も一回言っとこう。

 飽くまでも私、『シラノ』初見です

 初見なので思い違いやら解釈違いやら大量に発生してると思う。
 初見なのにフツーらしからぬ感想のたまってる自分も自分だと思わなくもないが。
 これは多分フツーの舞台の観方をしていない所為、だと思われます。
 ご了承下さい。

 あ、えーと、そうそう、フツー(らしき?)の感想も。

 ラスト、だだ泣き。
 舞台観てだだ泣きしたのは久し振りかも。

 ……いやソレ↑感想じゃなくただのコメントだから、ぢぶん……(遠い目)。

 済みません、昔(子どもの頃)から感想文って大の苦手で;;
 だから『観劇記』『鑑賞記』なんだよね。

2013年02月09日(土)
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