三日坊主日記
瑞樹 美霧

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■ 劇団四季『オペラ座の怪人』東京凱旋公演

 さて、第4回目の遠征。
 ホントなら第5回目になる筈だったのに、先月予定が潰れてしまったので、今日この日までの長かったこと!
 12・1・2月連続、の気分がねー。

 仕事に行くよりも1時間早く家を出て、am7:30頃マイミクの にゃほ吉さんと大阪駅で待ち合わせ。
 そしてカレッタでマイミクの たじさんと待ち合わせ予定。
 降雪が1番の心配だったけど、取り敢えず新幹線はきちんと動いてて。でも新幹線のホームに着いたら既に『降雪の為20分程の遅れが見込まれます』的な?
 結局の所、新横浜までは17分遅れ、東京には13分遅れだったので、カレッタに着いて たじさんとお逢いした時がジャストam11:00!
 劇場入って開幕前には偶然同日観劇だったマイミクの なつこさんが席までいらしてくれて。

 2人で座席取っても既に2人掛け席は空いていず。本日の霊峰は三人掛け席から見える(のを前回発見した)霊峰らしい霊峰を眺め、後は新幹線が傾いた時に見える霊峰を眺め。
 ええ。良い天気だったので、はっきりくっきり!
 あああー、やっぱり2人掛け席に座りたいっっ!

 カレッタの中で昼飯食って、トイレ済ませて劇場へ。
 さて、今週月曜までは『高井・苫田・岸』だったキャスティング。心はすっかり観たかった苫田クリスティーヌ!
 所がどっこい。火曜に突然のキャス変! それも『ありえないだろう!? これは!?』な。
 ええ、キャスト表見た時我が目を疑いましてよ。
 苫田さんに逃げられたのが第1のショックだったけど、ホント、まさかまさかの。
 だって、既にファントムされてる方が、ラウルに配されるなんて、きっと誰も思わないと思う!
 『金曜ロードショー』で吹き替えされたのは四季全面協力の吹き替え故で。まさか舞台でリアルラウルなんて、想像もしない。
 最初はラウル役者に何かあって旧居の代役で、もしかしたら1日限りとかかもしれない、とか思ったりもしたけど、毎日キャスト表見ても変わらないし。まさかホントに今日の配役もそのままなんて。
 いやー、レアだー。もう二度とこんな配役観れないかもー。


  本日のキャスティング
 ファントム:高井 治  クリスティーヌ:高木 美果
 ラウル:佐野 正幸  カルロッタ:河村 彩
 メグ:小林 由希子  マダム・ジリー:横山 幸江
 アンドレ:増田 守人  フィルマン:平良 交一
 ピアンジ:半場 俊一郎  レイエ: 林 和男
 ルフェーブル:斎藤 譲  ブケー: 佐藤 圭一

 本日の座席は1階7列24番。
 で、もうねー、当然今日は高井ファントムと佐野ラウルしか観てないっす! 2人共出てない所は何時ものように観てたけど、どっちかが出てたらもうごめん、ホントそこしか観てないっす。
 ってか、開幕前からそこを観るって決めてたし!
 っつーことで先ずは2人以外の所から(苦笑)。
 あ、そうそう1幕中に2回地震来た。

 斎藤オークショナー、何、すげー早口っちゅーかハイスピードなテンポのオークション。溜めとか引きとか全くなし。
 猿の細工付きのオルゴールのオークションシーンなんか、15フラン(=ラウル)、20フラン(=上手座った男性)なのに15フランで上手の男性に目をやって20フランでラウルに目を向けかけて思い止まってるし!(爆)
 斎藤ルフェーブルの逃げ方も面白かったなぁ。さりげなくゆっくり歩いてたかと思うと、5番ボックス側で脱兎の如く駆け出した。

 半場ピアンジ〜〜〜〜〜♪ 名古屋振り。退団されたとか聞いていたんだけど、客演? 出戻り? 俳優不足だし。
 ってか、やっぱり私の中ではピアンジと言えば半場ピアンジで。観ている『オペラ座〜』のピアンジの大半が半場ピアンジだもん。
 「♪ 歌〜〜〜〜〜〜えや!」の眉毛の上げ下げがなくなっててちょっと寂しかったわぁ。

 林レイエ。ってか、ここに林さん!? って感じ? 久々というか。
 しかし林レイエは温和なタイプのレイエだよねぇ。ルフェーブルと一触即発なレイエが最近続いてたから却って大人し目の林レイエが新鮮だったわ。
 オルガンはやっぱお手の物よねぇ。しれっと弾き熟す。イベントとかでピアノ弾いたりとかしてらっしゃるから尚更。

 小林メグは、ほんっとーに可愛い♪
 メグにしてはちょっと背が高いけど、肌が白くて顔の造作が物凄く可愛くて、メグの鬘が良く似合う。もしかしなくても今のメグキャストの中で私小林メグが1番好きかも。

 高木クリスティーヌ。
 んとー、ごめん、ホント今日は観てない。お陰で見開いた目が怖いよ! ってこともなかったけど。
 ただ、そう。何か全編通してなんかすげーダルそうな顔してた。アンマスクの時とか屋上とかでは可愛い笑顔してたシーンもあったけど、私が観る時って大半ダルそうな顔になってた。
 放心状態とか気だるげな芝居だったのかもしれないけど、思わず『ダルいなら辞めれば!?』って突っ込みたくなるくらいダルそうにしか見えなかった。『マスカレード』のシーンでラウルとはぐれて独り踊ってるシーンなんかもう目も当てられない位。
 あー、後『墓場にて』でソロの終わりの方上手前方に出て来る時にどうやらマントの裾踏んだらしくつんのめってたな(苦笑)。

 えー、さて。本日のメインディッシュ(なのに2品あるが。苦笑)。

 佐野ラウル。
 先ず、私的には全然アリです。オッケーです。顔に出てしまう実年齢は仕方がないとしても、全然オッケーです。ちゃんと仕草や芝居で青年子爵に見えます。
 声はほんっとーに『王子様声』だよね〜〜〜〜♪ ファントムの時と違ってラウルはどうやら音域的に佐野さんに無理がないのか、ブレとかも全くないし。
 彫の深い顔でいらっしゃるからピンスポとかライト入って顔に入る陰影の濃さが結構良いかも。
 しっかし、細っっ! コート着てたら判らないけど『マスカレード』の時の衣裳とか燕尾服とか着たらすんげー細いの丸判り!
 『オークション』の老ラウル、歌い方とか声の張りとかも全部落としてて、やっぱこの人器用だわ、とか思ってみたり。ただ、時々仕草がファントム入ってるけど(苦笑)。
 『ハンニバル』のクリスティーヌのアリアの時もボックス席で先ずオペラグラス覗いて、支配人ズとフィルマン夫人と会話して、オペラグラス覗いて、『ん?』って顔して、オペラグラス覗いて『……?』って顔して、オペラグラス覗いて『え? まさか』って顔になってもう1回覗いて、それまで片手で持ってたオペラグラスを両手で持ち直して覗いて、食い入るように観て、「♪ あれはクリスティーヌ〜」。
 ええ、もうこのシーンから芝居細かいです。
 『クリスティーヌの楽屋』〜『ザ・ミラー』。うん、すげー優しくて包容力のあるラウル。クリスティーヌが大切だ、というのがここで既に全面的に出ている。しかし、「可愛いロッテ」と駆け去っていく駆け去り方が……軽やかに跳ねて行かれ……(遠い目)。すみません、そこだけコメディ入って(ると思い)ます。思わず噴出しかけました。
 『支配人のオフィス』。「お見せ下さい」ってフィルマンに可也失礼な態度取られて、怒るラウル。きつい目で見て、デスクにつかつかと向かい、帽子を置いて、コン! とデスクを握り締めた右手の第二関節(ノックみたいに)で叩く。で、支配人ズがちょっと緊張する、とか。
 上着の襟を正すみたいに ぴしっ! と音を立てて手紙の皺でも伸ばすような小芝居とか。
 『プリマ・ドンナ』の七重唱では周りに合わせて声のトーン落としてらしたり(でもちゃんと何言ってるのか聞こえる)。配慮というか、も完璧。
 『イル・ムート』では5番ボックスから8割クリスティーヌ観て(残りの2割で他の役者を観)るし。
 『屋上にて』ではもう、ホントに甘甘な顔! すげー優しい顔してるよ。抱き締め方とかも丁寧で、大切そうだし。何か好きだわ、あの抱き締め方。
 キス・シーンの後の抱き上げてくるくる回るのはちょっと『よいしょ!』みたいな所あったけど(苦笑)。
 そしてその後もう1回首傾けてキスしに行っただろ!? 又クリスティーヌが上手いタイミングで「♪ 大変 もう時間だわ」ってするりと逃げれる絶妙さで。
 ……って観えたのは私の気のせいか……?
 『マスカレード』。流石に肩乗せリフトは無理でお姫様抱っこ止まりだったけど。
 もうここでもすんげー芝居細かいっ! 何処のシーンでも何かやってるんだよ。クリスティーヌと一緒の時もはぐれた時も事細かに!
 で、やっぱり突っ込んどくべきかと思うのは、7年振り位なんだよね? 佐野さんがラウル演るの。…にも拘らず。それ程練習期間があった訳でもなさそうなのにすげー、完璧に踊ってる! 昔取ったなんちゃら?
 ファントム登場した時のクリスティーヌの庇い方とか最近のラウル俳優にないさり気無さの中にも頼もしく格好好い庇い方で。
 その後のマダム・ジリーとの遣り取りも何か矢鱈と手を掴んだりしてたりなんかもしたけど。
 『支配人のオフィス』。クリスティーヌに語り掛けてる時の優しくて甘甘な表情と、他の人間に向ける厳しい表情と、転換が凄い。ホント、瞬時に顔が変わる。いや、マジすげー。
 『墓場にて』では「離れているんだ!」とかクリスティーヌにちょいマジ叱り飛ばしだったり、囁き諭すような言い方だったりと使い分け。ファントムに向かっては終始敵意剥き出し。
 『ドン・ファンの勝利』。ファントムに連れ去られたクリスティーヌを追おうとして支配人ズに押し留められ「離せ!」と叫んでたり。
 湖に飛び込むシーンは『飛び込む』というよりはどちらかというとトラベレーターから足を踏み出して『落ちていく』感じ? 私には結構滑らかに見えたから『あ、綺麗だな』なんて思ったんだが。賛否両論はありそうかも。
 で、トライアングル。
 湖から上がるシーンもまた細かい芝居。で、隠れ家の中に入ってからも。クリスティーヌと抱き合うシーンは、可也素敵だったかも。
 そして吊るされた後の芝居と表情も、細かい!
 ええ、もう、観るの大変でしたよ。右目と左目、別々でファントムとラウル観てましたよ。ファントムが上手に行ったら右目ファントム、左目ラウル、みたいな?
 何か髪の毛がくるくるしてて、それも(というかその方が)若々しく見えて良かった。あれは天然パーマ?
 吊るされててもやっぱり配慮なんだろうか、声のトーンとか綺麗にファントムやクリスティーヌと合っててトライアングルのバランスが絶妙。
 吊るされながら顔に浮かぶ表情は『僕がこんなことになった所為で、クリスティーヌを苦しめてる』的な悔しげな顔。それが又情けなく見えないのが。ファントムとクリスティーヌのキス・シーンを『見たくない』と反らせる顔と視線も重みがあった。
 何度も繰り返してるけど、ホント佐野さんの芝居ってすげーわ。

 あー、佐野ラウル語り過ぎた? ま、いいか。多分二度と観れない可能性の方が高いラウルだし。

 高井ファントム。
 高井さん→大山さん→村さんと来て、今回の高井さん。はい、名古屋同様私行く度にファントム変わってます。なので4ヶ月振りの高井ファントム。
 続投中の割には絶好調。そして、ラミンファントムに会ってから高井ファントムの芝居が熱くなったという噂通りに熱い!
 もしかしたら佐野さんとの今しか出来ない直接対決ってのも熱くしてるのかも知れないけど。
 『ハンニバル』の後の「♪ ブラヴァー ブラヴァー ブラヴィッシマ」からごっつい存在感。この1フレーズで
 ……ああ、高井さんの歌声だー……。
 としみじみ。
 その熱さ、声の出し方から違う!
 舞台全体の支配権を主張しているような『ザ・ミラー』。
 相変わらず手はエロい。高井ファントムの手はそれだけで表情があるから余計そう思うんだろうけど。
 久々に観たけど、やっぱりすっと伸ばした手とか、胸に当てただけの手でもエロい。何か『うわー』って思う。
 エロいといえばその歌声もだよねぇ。艶やかというか(いや、最初から艶やかと言え、ぢぶん。苦笑)。手と一緒でやっぱ『うわー』って思う。
 『ミュージック・オブ・ザ・ナイト』の「♪ 心の赴くま、ま〜〜〜〜〜」なんかはクリスティーヌじゃないけど ふわっと魂持ってかれる感じするし。
 「♪ 夜の調べと共に〜〜〜〜〜〜」の余韻は何時までも引き摺っていたい。
 さて、熱い高井ファントム、アンマスク、逃げたクリスティーヌ追って、クリスティーヌが倒れた後、だんっ!! と足踏み鳴らして「地獄へ行け!! 呪われろ!」だったなぁ。
 あの足踏み鳴らしただけで怒りが倍増したように感じる。そのお陰かその後の台詞とか可也激しく罵る雰囲気になってたし。効果アリだねぇ。
 『イル・ムート』でのプレセミアム・アーチ上での芝居でも蛙声になったカルロッタに向かってホント楽しそうに笑ってるよなー。
 ゴンドラの芝居はマジ近くって。久々ゴンドラ上の高井ファントム観たって感じ。
 あの下がっていくゴンドラから先ず手が生え……いや伸びて来て、徐々に高井ファントムが姿を現す。あれ好き〜♪
 『マスカレード』の楽譜撫でる手付きも相変わらずエロくて良いわ〜。
 当然『ポイント・オブ・ノー・リターン』のマントの先から出ただけの両手の存在感も凄いし。
 しかし少々この辺りから声が荒れ始めて来てた。何かちょっと喉が絡んでる感じに。あれだけ熱く激しく歌って演れば仕方がないのかもしれないけど。
 少々声が荒れた状態でトライアングルに突入。ラウルが乱入して来た辺りから激情発露。
 激しく熱い「♪ 最早引けないぞ」でオルガンの ぱたぱた動くヤツのボタン(? 左足で踏む)を踏みそびれたのかきちんとスイッチが入らなかったのか ぱたぱた動き出さなかったのに、歌い終わって踏む(多分一連の動作の中に組み込まれているので勝手に体がそう動くんだろう)とスイッチが入って ぱたぱた動き出したのを慌てて踏み直して止めたのはご愛嬌。
 でも熱さキープの高井ファントム。
 足踏み鳴らすのはラストの辺りでも出て来るけど、あんなに足音立てる高井ファントム初めてだったからすげー驚いた。その代わりそのお陰でか芝居のテンション上がってったみたいだけど。
 キス・シーンがあって、ラウルの縄を切りに行くのもなんか激しい芝居のまま。
 でも「行け!」は振り切るように促して、でも又今日はこの1発目の「行け!」が良かったわー。で十分間を取って2人の気配が確実に消えた位で「行ってくれ! お願いだ!!」。
 舟で去っていった2人を見送って「♪ わが愛は終わりぬ 夜の調べと共に」1箇所声が割れ。いやほんの一瞬だが。
 ちょびっと『今日ソワレもあるんだよね? 大丈夫かな?』と思ってみたり。

 しかーし!! カーテン・コール!!
 高井ファントム出て来るのちょっと早過ぎ、お待ち状態に(苦笑)。
 うわー、うわー、すげーぞ! 先ず観れない2ショット(いや、だから何故そこで2ショットか!? ぢぶん)。高井ファントムと佐野ラウルが並んでるんだ! ってか何でカーテン・コール、あれだけで終わんねんっ! 折角レアな2ショットなのに〜〜〜〜〜!!
 ダブルファントム(いや、片方ラウルだから!)だぜ!?


 観劇後は3人揃ってお茶をしに。
 途中で なつこさんも合流。なつこさんは次の予定があるので先に席を外され、私達はpm6:30過ぎ移動を始め帰路に着く。


 だじさん、にゃほ吉さん、何時もお付き合いありがとうございます。とても楽しかったです♪
 なつこさん、久し振りにお逢い出来て嬉しかったです。又機会がありましたら是非ご一緒しましょうね。ありがとうございました♪

2012年02月18日(土)
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