三日坊主日記
瑞樹 美霧

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■ 劇団四季『オペラ座の怪人』東京凱旋公演

 ということで行って参りました、第3回遠征。
 折角凄くいい天気なのに新幹線が3人掛けの窓際だったから霊峰・富士は見えないものだと思ってたんだが、静岡駅を通過する前、何気なく窓の外を見たら雪を被った霊峰らしい霊峰が!
 どうやら新幹線が回り込むみたいで、直ぐに見えなくなってしまって、その後は2人掛け席側に。
 雲の無い青空に、霊峰・富士!
 対岸の窓だけど、新幹線が傾く度にその威容が。
 当然頂上から裾野まではっきりくっきり!!
 ……ああああー、あっちの窓で見たかった!!
 いや、それでも見れないと思ってたことを考えれば、滅茶苦茶嬉しいことなんだけどね。
 綺麗な霊峰を見れただけでなんか幸せな気分。
 で、霊峰が見えなくなってからその幸せな気分に浸りつつ、昼飯にと買っておいた焼き立てパンを食う。
 pm12:03東京着。
 取り敢えず駅構内でトイレを済ませて新橋へ。
 いやあ、電通四季劇場『海』、狭いんだもん、ロビーもトイレも。なので何時もは行くんだが、ここでは当然幕間のトイレは行かない方向で。


  本日のキャスティング
 ファントム:村 俊英  クリスティーヌ:高木 美果
 ラウル:中井 智彦  カルロッタ:種子島 美樹
 メグ:西田 ゆりあ  マダム・ジリー:横山 幸江
 アンドレ:増田 守人  フィルマン:平良 交一
 ピアンジ:永井 崇多宏  レイエ: 田代 隆秀
 ルフェーブル:深見 正博  ブケー: 寺田 真実


 本日の座席は7列14番。センターブロック下手通路脇。
 さて、上手い具合に拾った感のある村ファントム。
 これで私、東京凱旋公演3回目だけど、3回とも違うファントムで観てることになる。
 名古屋の前半も毎月違うファントム(高井ファントム→村ファントム→高井ファントム→佐野ファントム→村ファントム→高井ファントム……って感じ)で観てたけどこの東京凱旋公演も、高井ファントム→大山ファントム→村ファントムと来た!
 然程俳優さんに拘りが無い方だから、この偶然が嬉しい♪ どうせ回数観るなら色んな俳優さんで見たいもの。
 さて、西田メグは大阪公演2008年で観た以来だから3年振りとか? 横山マダムは初キャスト。

 えーっと、観劇記行く前に。
 今日の劇場では『ハンニバル』終わって背景落ちて来た辺りで地震が!? 震度2か3位? その瞬間客席のあちこちで「地震!?」「地震来てる?」とざわめきが広がる。当然俳優さんは芝居を続けてらっしゃったけど。
 んでもって『プリマ・ドンナ』の前辺りで下手サイドの座席の誰かのアラームが! ……ちゃんと切っとけよ!

 さて今日は何か俳優さん皆矢鱈と開口法気にしてる感じで今一自然さが;; 代表でも来られてたのか!? っちゅー位。開口法気にし過ぎて役への入り込み方というかが皆甘いんだよ。
 2幕目は随分マシになったけど、兎も角1幕目は凄かった。支配人ズもそんなこんなで今一コメディ感薄く。
 そんな中マイペースに何時もと然程変わらなかったのは中井ラウル!(爆)
 あ、後村ファントムも割とマイペースだったかな? 
 んでもってあれは演出変更かなぁ? 『オークション』のシーンで『悪魔のロベール』の小道具持って来たら10月に観た時は未だ箱をドセンに置いて、横に立って取り出し難そうに中身取り出してたけど、今日は舞台ドセンに置かずにシャンデリアの脇で箱置いて、真上から中身出して、ドセンまで運んでた。
 それと前2回ではちゃんと識別出来てなかったトラベレータのファントムとクリスティーヌ。上手から出て来たら、本物だったわ。

 あれ? 深見ルフェーブル、お痩せになった? 何か頬がこけてらっしゃるような気がしたんだが。気のせいかなぁ?
 田代レイエと深見ルフェーブルって、『ハンニバル』リハの時あんなにあっちこっちでぶつかってたんだ。3〜4回? 大抵の場合、深見ルフェーブルがアンドレ&フィルマンばっかり気にして背後気にしてなくて、何気に田代レイエが背後に立ってるのに後ろ向きにぶつかる、というパターン。
 何時も以上に老け込み、アブナげだった寺田ブケー。一瞬違う人(キャスト表見間違えた)かと思ったわよ(苦笑)。相変わらず素敵な声でいらしたけど。

 さて、初横山マダム。今までのマダム(戸田マダムや秋山マダム)がそれ程年配という訳でもなかっただけに、何だか一気に年食った感じ?(←失礼)
 歌だと単発で歌ってることが無いってこともあるけどそれ程気にせずに済むんだが、台詞がねぇ(溜息)。声自体がもう何か、歯の悪い高齢の人が話してるような、んでもって舌が回ってないから早口も無理っぽいし。メグと並んだら母子じゃなくて祖母と孫みたい;;(←更に失礼)
 『マスカレード』後の何時もは舞台ドセンでのマダムとラウルのやり取り、矢鱈下手寄りでびびった。横山マダムが上手に逃げる辺りで立ち位置戻ったから(そして中井ラウルも半ば駆け足で追いかけ、捕まえた)、演出変更じゃなく単に勢い余っただけ?
 西田メグは何だろう? 歌になると少し声が……?

 中井ラウル、随分といい表情してたなぁ、屋上。
 高木クリスティーヌは可愛いんだがなぁ。今日は目見開き気にならなかった(というか余り見てなかったかも)が、しかし。訛り酷かったぞ、今日;;
 高木クリスティーヌ、やっと『マスカレード』の振り付け音楽に合って踊れるようになった感じ? 今まで割と先走ってたり、ってのが多かったけど、今日はきちんと合ってた。……ってぢつは生オケのお陰? ということも無きにしも非ずか?
 後、やっぱ高木クリスティーヌって、感情の揺れ小さいよねぇ。何か今日は特に全編通して冷めてる感じが。
 だからこそ笑うとすげ可愛いのかもしれないけどー、何だかファントムに対してもラウルに対しても割とどのシーンでも無表情・無感動に近くて冷めてる。
 その上何だか矢鱈と溜めが長くて、間に合うのかどうかってどきどきするシーンが! アンマスクの後、マスクを返すまでが矢鱈と長く溜め、トライアングルの後指輪を渡すまでが矢鱈と長い溜め。どっちもそこはもうちょっと早く渡して見詰め合って欲しいのにっ! ……というのは私の個人的願望だけどさー。
 そーいや訛りと言えばオークションでオルゴール持って来た人も「シナモノハコレデコザイマス」って凄い訛ってたな。

 村ファントム、ビミョーに仕草とか動き変えてる。というか変わってる? 勿論芝居も。
 で、風邪っすか!? かなり鼻声かも? 鼻声ってビミョーにセクシーだよねぇ(笑)。当然といいますか相変わらず低音はお素敵です。ホントあのずしりと重くてでも響く低音、いいわぁ〜〜〜〜♪ 低音好きには堪りません。
 『ザ・ミラー』の「♪ 私の宝物に〜」の下りはそれ程憤り炸裂してなくて、何か割とふんわり歌ってた。んでもって「♪ おいで エンジェール・オブ・ミュージーック」の『エンジェール(他の俳優さんだと『エーンジェル』になる)』のアクセントがなくなってる〜〜〜〜。確かに京都の時もなくなりかけてはいたけど、まさか消えるとは。結構好きだったんだけどなー、『エンジェール・オブ・ミュージーック』。随所の歌謡曲チックな歌い方は残ってるのにー。
 『ミュージック・オブ・ザ・ナイト』での「♪ 耳を澄ませて 聞いてみたまえ」のあの手首の返しが優雅で綺麗(←ピンポイント発言が始まったよ。苦笑)。
 しかし、何だか今日の村ファントムは立ち姿が(泣)。何か猫背気味だったんだよう。芝居の影響なのか、無意識でそうなってしまってたのか判らないけど、時折姿勢を正すような動きもしてた。
 やっぱ風邪か何かで体調が思わしくなかったのかなぁ? カーテンコールも珍しく随分疲れた顔してたようにも見えたし。
 だからってちょっと『鼻声かな?』レベルで歌にも芝居にも全くと言って良い程影響はなかったんだけど。ロングトーンも何時も通りだったし。
 『アンマスク』の「♪ 待て 何をするこいつめ〜」は歌う方向で進み。
 そう考えれば感情の爆発が今日は控えめだったかも。ラストの「行け 行ってくれ! お願いだ!!」も大人し目だった。あ、でもそうか、今日は土曜だからソワレもあるんだよな。だからかなぁ?
 今日の村ファントムの靴! きゅっきゅいってない!! 足の使い方変えたの? 靴を変えたの? っていう位。
 ゴンドラの村ファントムの芝居すげいい! 表情も可也。
 墓場の村ファントムの頭「♪ ここへおいで〜」がすげ優しいのにそれ以降の吸引力といったら! 男性性出捲り、押しの強さといい。パパ→異性といての男性→怪人の変化がいい。
 ってか、京都からホントにパパファントムじゃなくなってる!
 異性としてクリスティーヌを求める熱情が出てて何かくらくら来ちゃうかも。
 ホント、恋愛に熱情って必要よねっ。『お前は私のものだ』『お前が欲しい』みたいな。←ええ。私見かけに拠らずロマンティストなトコありますから(苦笑)。
 そう思えば、『ミュージック・オブ・ザ・ナイト』でも『墓場にて』程ではないけど、熱情を孕んでるよねー、京都から。
 『ジーザス〜』とか『サウンド〜』の影響なのかしら?
 逆に村ファントムは『ポイント・オブ・ノー・リターン』では然程感情の揺れは見られないのよね。逃がさないけど淡々と進めて「♪ クリスティーヌ 君が全て」で爆発する感じ?
 トライアングルでも少し諦念がある。それでも引き止めようとするような。
 でもクリスティーヌに1回目のキスされた時『何が起こったのか理解出来ない』と呆然とする表情が凄く印象的だった。
 で、「行け! 行ってくれ! お願いだ!!」は絶対に2人を見ようとしないのが村ファントム。
 「♪ わが愛は 終わりぬ〜」の前はあれは歌ってたのか? 「クリスティーヌ、クリスティーヌ」という微かな声は聞こえたような気がするんだが、「♪ どんな時でも〜」の時もそれっぽく唇が動いてたぞ。でその後、今日はヴェールにキスしてた。
 玉座に消えるシーンは多分村ファントムがどのファントムよりも1番早いよね。先に肘掛深くまで広げたマントをひょいと被った次の瞬間には消えてるもの。
 高井ファントムも佐野ファントムもマントを被った後、出来るだけ綺麗にマントが広がるように形整えるから。
 前回の大山ファントムは中々上手く玉座を扱えずに苦労してらしたので、尚更今日の村ファントムの瞬間芸(と呼んで良いと思う、あのスピードは)に思わず『早っ!』と声に出して呟きそうになってしまったよ(苦笑)。


 ……ふっ、今日は如何に村ファントムしか観ていなかったかという観劇記になったな;;



     ☆ 今日までかかって読んだ本 ☆
 角川書店 角川文庫 松岡圭祐『万能鑑定士Qの事件簿 XI』

2011年12月10日(土)
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