三日坊主日記
瑞樹 美霧

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■ 劇団四季『オペラ座の怪人』in京都マチソワ

 さて、本日マチソワご一緒するマイミクの にゃほ吉さんとam10:20頃大阪駅で待ち合わせ。
 京都に着いたら劇場前のITALICOでランチバイキング〜〜〜。
 マチソワ間は京都茶寮にて抹茶と和菓子のセットを頂き、ソワレ後は、同じくソワレを観劇されていたマイミクの みむめさんと3人で伊勢丹の中のお惣菜屋さん(こちらもバイキング)へ。
 いやぁ、よく食った!!(←ソコ!?)
 美味しいものをお腹一杯食べて、マチネもソワレも睡魔ーさんと戦う羽目に(苦笑)。

 ええーと、何時も私の観劇記を楽しみにして下さっている方(いるのか!? そんな奇特な方!?)、先ずここで謝っておきます。

 すみません。

 いつもなら2公演観ても2公演ともフルで自分が観た場所は脳内再現出来るほど鮮明に覚えているのですが、今日の観劇、余りのショックに殆ど観たものを記憶していないのです。
 いえ、全編通して寝ていた訳ではありません。
 では、↑を踏まえた上で以下をどうぞ。


  本日のキャスティング
 ファントム:佐野 正幸  クリスティーヌ:沼尾 みゆき
 ラウル:中井 智彦  カルロッタ:種子島 美樹
 メグ:小林 由希子  マダム・ジリー:戸田 愛子
 アンドレ:増田 守人  フィルマン:金本 和起
 ピアンジ:永井 崇多広  レイエ: 田代 隆秀
 ルフェーブル:川地 啓友  ブケー: 佐藤 圭一


 さて、にうキャスト、永井ピアンジ。そしてご帰還の金本フィルマンと小林メグ。
 一応このお3方は出来うる限りチェックは入れました。

 さて、小林メグ。
 うわぁぁぁぁ、何かすげー痩せたんぢゃ……? 肩幅は相変わらずだったけど、何か全体的にほっそりしていたのでそれほど大柄な印象はなく。まあ、沼尾クリスティーと並べばやっぱり従来のメグ役の俳優さんに比べたら大きいけど。
 何だかぷっくりほっぺもそげちゃってて。ちょっと心配しちゃう位。
 でも小林メグは、ホント可愛い!! 顔も可愛いし、仕草も可愛い。だから結構好き♪
 戸田マダムとの遣り取りもほんわかしてるし、戸田マダムに制されてぷくっと膨れっ面してみたり、ホント可愛いわ〜〜〜〜♪
 小林メグはママ・ジリーのこと、ホント好きだよね。

 金本フィルマンも、京都初演の頃に比べたら随分と色んな表情が自然に出るようになってて、今日のマチソワ、結構楽しく観た。
 目付き悪い(←をい;;)からとっつき怖いけど。ひょうきんな表情とかひょうきんな動きとか、増えてた。
 で、金本フィルマンの場合、カルロッタの『アリア』の時、気にしていないのね、時間。いや、他のフィルマンはポケットから懐中時計出して時間を気にして「時間がないんだぞ」とかアンドレに訴えるんだけど、今日の金本フィルマンはなかった。

 はい、にうキャスト永井ピアンジ。
 歌い方が違うねぇ。四季の歌い方とは違う。完全にオペレッタ形式、というべきか? 先ず声の出し方からして違う。でもいい声だぁ〜〜〜〜〜〜。
 芝居に関しては、発展途上ということで、まあこれからが楽しみ。
 しかしここの所橋元ピアンジのおっきいのを観てたから、永井ピアンジの小さくて丸っこいのに一瞬驚いた。
 あー、まあ、京都初日の頃はハモとピアンジのおっきさにびっくりしてたんだけどね(苦笑)。

 『ハンニバル』のソワレではカルロッタの衣裳の修理をする衣裳さんの針と糸使いの小芝居に見入ってしまった。あれはホント、凄い。針と糸がちゃんと見えるんだもん。
 けど、マチネでは川地ルフェーブルが増田アンドレと金本フィルマンを連れて登場、「さあこちらへ」と現れ「シャリモーの『ハンニバル』です」と言いながら舞台中央へやって来た所、「『ハンニバル』」、『です』とまで言わせて貰えずに背後に立ってた田代レイエにびく、ってなるのが面白かったなぁ。

 ということで、すみません、今日のマチソワで覚えているのはこれ位です。
 もう、他、何も観れてません。というか記憶にありません。
 沼尾クリスティーヌも中井ラウルも、佐野ファントムですら。
 辛うじて言えるのは、マチソワ共にラストのトライアングルは凄い迫力だった、ということだけ。

 今日、佐野ファントム、歌部分8〜9割、ラストのトライアングル部分を除いてほぼフルで 録音 でした。
 台詞はライヴだったけど。
 その事実に気付いたのは勿論マチネ『ミュージック・オブ・ザ・ナイト』。
 『ザ・ミラー』から『オペラ座の怪人』に関してはほぼ録音なので気にならない。その時の「歌え 私の為に」も半分ライヴで半分録音な感じ。でも基本沼尾クリスティーヌが録音なので、それ程違和感はない。
 『ミュージック・オブ・ザ・ナイト』、耳から入ってくる音は変な響きを持って耳に入って来るし、佐野ファントムの口の動きと外れてるし、最初は気のせいかと思ったんだけど。どう聞き取っても耳に入って来るのは録音(音響)としての歌声だけ。録音とライヴでは響きが先ず全く違うから。
 それに今日の座席はD列、先ず生声が聞こえて来ないのが可笑しい。
 耳から入ってくる音と、口の動きとの違いとかで、もう、凄く気持ち悪い。
 その代わり録音ゆえだと思うけど、何時も出ない「♪ 心の赴くま・ま〜〜〜〜〜」とか完璧なロングトーン。何時も音楽半分位で後の音楽が余り捲ってて声もロングトーンのラスト付近には荒れることが多いんだけど、音楽の最後まで伸びてたし。
 アンマスクの「♪ 待て 何をするこいつめ この悪党」は録音「これが観たいのか!? 畜生」ライヴ。「♪ もう二度と許さぬ」以下録音。
 全編通してこんな調子。
 佐野ファントム、本気で喉の調子ではなく、体調が悪かったみたいで。
 時々台詞で出すライヴの声ですら擦れて荒れた状態。あれでは歌なんてもっての外だったと思う。
 2幕の『墓場にて』では台詞すら録音で。
 『ドン・ファンの勝利』のピアンジと入れ替わった後の「♪ パッサリーノ 罠は仕掛けた 獲物を待つだけだ」はライヴだったけど、もう聞いてるこっちが辛くなるほどの発声。
 当然『ポイント・オブ・ノー・リターン』も録音。ただ、ここは余程のこだわりが佐野ファントムにあるのか、「♪ クリスティーヌ 君が全て」は根性でライヴだった。荒れ捲ったけど。
 で、2幕目の『怪人の隠れ家』からトライアングル、そしてラストまでライヴ。声は勿論荒れもってだけど。
 録音で聞いているのと、ライヴで聞くのとでは観てるこっちの感情の入り具合もホントに違って。
 トライアングルからラストにかけてはぐぐーっと引き込まれたけど。
 やっぱりほぼ全編通して録音だというのは物凄く私にとってはショックだった様。
 勿論マチネがそうだったのでソワレも結局の所同じパターン。
 まあ、マチネのことがあったから覚悟は出来たけど。でもやっぱりショッキングな事件。
 随分と『オペラ座〜』観て来たけど、こんなこと初めてだし。
 でもホントに体調が悪いんだと思ったのはソワレのトライアングルの辺りから顔に赤みが差して来ていたこと。『間違いなく発熱してるよね?』みたいな。そして何時もさらさらの流れるような汗をかく佐野ファントムの汗がじっとりとした脂汗っぽいものだったこと。

 でも1番悔しい思いをしているのは佐野ファントム自身で。
 マチネはカテコが短かったから何もなかったけど、ソワレはバイバイカテコの後、主要3役の3人カテコ、そして全体の2回目のバイバイカテコの後、未だ続く拍手に出て来た、佐野ファントム1人カテコ。
 たくし上げられた緞帳の向こうから佐野ファントムが出て来て、客席を見渡し、深く頭を下げて、何時もより長く頭を下げてると思ったら、震える胸に当てていた右手で燕尾服の脇をぎゅーっと握り締めて体全体が震えてる感じで固まって。
 『どうしたんだろう? どこか具合悪いの? 倒れちゃう?』
 って思う頃にやっと頭を上げた佐野ファントム、……泣いてた。
 きっと録音で舞台を間に合わせなくちゃならなくなって、でも客席からは声援とか拍手とか盛大に入って、やりきれなくなったのかなぁ?
 もう「本当にごめんなさい」って口には出さないけど、そんな雰囲気。

 録音に気付いてるのはせいぜい5〜7列位迄に座ってるほぼ四季の会会員『オペラ座〜』ファンとその友人、レベルだから逆に気付かない訳はない。
 でもきっとそれよりも後ろに座ってた観客には言わなきゃ判らないことだったろうけど。
 ホント、佐野ファントム、辛かったんだろうなぁ。

 ということで、今日はマチソワしたにも拘らずまともに書けない位ショックを受けてきちんと観れてない観劇だった。

2011年08月13日(土)
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