今日のおたけび または つぶやき

2013年12月09日(月)  クロコーチ / 安堂ロイド ともに第九話



盛り上がってまいりましたー。

クロコーチはわたし的には2話目あたりからずっと盛り上がっているのですが、

安堂ロイドの方もようやくね。

しかし両者ともに次回が最終話。寂しいわ。




クロコーチ第九話

三億円事件の真相を新解釈、というだけではここまで見続けられなかったかもと思うのですが、

黒河内の魅力にぐいぐい引っ張られてここまで来てしまいました。




なんだろね、相当アクの強い人物なのに、なぜか鼻につかないし、なぜか愛さずにいられない。

長身に坊主アタマ、黒光りする顔にギョロっとデカい目、胡散臭げな笑顔にゆっくりゃべる低音の声。

だけど基本は野生のサルっぽいイケメンなお顔立ち。

どうにもクセになるとはこのことです。




軽そうに見えて内面に闇を抱えている、というありがちなキャラも、

一筋縄ではいかない複雑で深みのある人物に表現されていて、全然ありがちじゃないし。

長瀬くんははらちゃんもできるしクロコーチもできるし、これからますます楽しみな役者さんですね。




第九話の圧巻はなんたって「笑えなくなっちゃった沢渡」。あれすごかった!

結局は笑うのだけど、バグでいきなり画面が乱れるかのように、顔の表情が乱れる様子が、

なんかもう人間ばなれしてて。

あれで状況が急展開したことがわかるのよね。




表情といえば牛井課長がまた! 

邪悪とも見える恐ろしい表情から、振り返ったらもとの仏の牛さんの表情に戻ってるとことか怖すぎー。

この人の正体も、最終話でようやくわかるわけですね。




高橋も「沢渡の暴走を止めるため」とか言っちゃってましたが、

この方もあのやさしげな表情のまま、かなりの殺人を容認してきたのだから、

どう考えてもただのストッパーとは思えない。

最終回めっちゃ期待してます。そして、しつこいお願いですが、

謎が明らかになってもクロコーチは絶対生きててほしい。




こちらの世界はSPECや安堂ロイドの世界とは違い、生と死の境界ははっきりしていて、

死者がまた戻ってくることはないので。




安堂ロイド 第九話

七瀬が主役の回。天才の感情は凡人にははかり知れないですわ。

黎士にあんなに可愛がられ才能も認められていたのに、

なぜ凶暴な別人格まで生み出してしまうほどの劣等感を抱くのか。




それであんなとんでもないアンドロイド作り出しちゃうんだものね。

世界平和と人類の繁栄は、個人個人の心の安定にかかっとるわけです。




これまではロイドと麻陽と刺客アンドロイドを中心に、ときどき他の登場人物も絡む、

という展開でしたが、ここにきてもう全員がっつり同時にまきこまれ。

七瀬にラストクイーンに、星くんや葦母、研究室の学生たち、いいところで登場の角城。

黎士自身の「想い」も確実に送り続けられているようで、総力戦がすごく面白くなってきました。

そしてもちろんあの可愛いサプリも、復活してから以前より人間的に成長してませんこと? 機械なのに。

一家にひとりほしいよねー、あんな可愛い修理ロイド。




制作陣がSPECとかぶってるせいか、既視感のある設定が多いですが、

わたしはこういうの好きなので全然問題なし。

九話のラストのロイドとラストクイーンなんて、当麻とセカイの対峙を見ているようでした。

こうなってくると、第一話からもう一度観なおしたくなるのだけど、

面白く感じ始めたのが第七話からだから、録画を残してないのよねー。

残念でござる。





 < 過去  INDEX  未来 >


ふー [MAIL]

My追加