| 2013年06月23日(日) |
ガリレオXX 内海薫最後の事件 愚弄ぶ |
ドラマ本編の最終回を前に、
本編に出ていない内海の株だけが上がりまくりだった気がするガリレオXX(ダブルエックス)。
内海がんばった!
本当にがんばった!!
面白かったなー。
ストーリーも画面の感じも、今シーズンのドラマ本編より、正直ずっと好みです。
映画「真夏の方程式」も、このスピンオフと同じ西谷監督なので、ドラマよりきっとずっと好きに違いない。
内海最大のピンチに
湯川先生がまったく役に立てない状況だったのは本当に残念な限りですが、
ま、下着泥棒呼ばわり君が、湯川先生の代わりにはならずとも、それなりにがんばってくれて、
なかなかいい相棒になったのではないかと。
あのトンマ君を成長させたのは内海ですものね。
湯川先生の出番も、思ったより長かったし。
ちゃんと内海と絡んでくれたし。
実況を覗いたら、湯川先生登場時の「俺キターーー!」の嵐が大変楽しかったです。
待ちかねてたもん。そりゃそうだもん。
まさか内海から「刑事を続けるべきかどうか」の相談をされるとはね。
とは言え、自分で聞いておきながら、「湯川先生が答えるであろうそのまんま」を
すぐに自分で答えちゃってたので、湯川先生からのアドバイスなんて期待も必要もしていなかったのは
あきらかでしたが。
あれだね、内海は事件後によくあの研究室でうだうだと落ち込んで、
落ち込むだけ落ち込むとまた自力で立ち上がってお仕事に復帰していく、ということを
よくやっていたから、今回もそのちょっと深刻なパターン、というだけだったのでしょうね。
昨夜のラジオでましゃご本人もおっしゃっていましたが、
XXの湯川先生は、今まで見たことのないキャラがちょっとだけ発露。
白衣がかなり汚れていたり、内海に質問されたときの大げさな表情だったり。
でも、口を開けばやっぱりいつもの冷静沈着で論理的な湯川先生。
「きみがどこかの宗教家の熱心な信者でもない限り、君の人生は君以外には決められない。」
「ちょっとした不具合や欠陥だけ見て、すべてを否定するという思考は、あまりに単純だ。」
いつもながらおっしゃるとおりでございます。
圧巻だったのは、ラストの「笑いながら数式を書く湯川先生」。
一心不乱に書いて書いて、書き終わってから満足げな笑みを浮かべることはあっても、
笑いながら書くというのは初めてでしたもの。
しかも、笑うにしてもうっすら不気味にくぐもった笑い声を漏らしながらだから、
まさに、なんとかと天才は紙一重的なアブなさがもう。
たまラジでおっしゃっていたところによると、あの場面は実はもっと激しくキモチワルイ
笑い方をしていたそうなのですが、西谷監督の「そうじゃない方がいいと思います」の一声で、
あのくらいの不気味さに抑えたのだと。
不気味すぎた湯川先生も見たかったですねー。
この時、内海はお持ち帰りの牛丼かっこみながら、第一話につながる宗教団体の事件の予兆の中、
オクラホマに行くことを伝えなきゃと、湯川先生のこともぼんやり考えたりしているわけですが、
湯川先生はそんなことはもちろん全然知らず、内海のことなんかももちろん思い浮かべず、
数式と自分の世界に嬉々として没頭しているわけです。
それでも、それぞれの場所でがんばっているというほんのりとした絆を感じさせるたのは、
湯川先生が直前まで夜食に召し上がっていたと見られる「おにぎり」の食べかけ。
あれはきっと、内海の好みと同じ「しゃけ」と「おかか」のおにぎりに違いない。
いつかの事件の後、顛末にショックを受けてしばらくひとりで泣いていたかった内海のため、
湯川先生が研究室を小一時間明け渡し、近くにおいしいおにぎりがあるから買ってきてあげると言って、
内海の好みを聞いて「僕と好みが一緒だ」 」と言った、あのおにぎりに違いない。
かたやお持ち帰り牛丼をかっ込み、かたやおにぎりをほおばり、
夜ふけまでお仕事にうちこむ湯川先生と内海。離れてしまってもやはり素敵なコンビなのですよ。
そして明日は「めざまし」から張りましょう。
最終話の番宣と、今日の「真夏の方程式」ジャパンプレミアの様子も観られるでしょうし。
ましゃonレッドカーペット再び。素敵だったのだろうなー♪
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