| 2013年06月11日(火) |
ガリレオ第九話「攪乱す(みだす)」 |
9話目にしてようやく! ようやく!!
時間の経つのも忘れ、ずっと画面にくぎづけになり、手放しで「面白かったー!」と言えるお話が。
同じ優秀な科学者でありながら、地位も名声もある湯川と、
カルチャースクールでたまにバイトをするだけの「食べていけない科学者」の高藤。
高藤の境遇は「容疑者Xの献身」の石神っぽいかと一瞬思いましたが、孤高の天才には遠くおよばず、
愛する人を守るための自己犠牲の覚悟もまったくない。
自分の実力不足を棚に上げ、「俺は湯川に潰された」と、勝手に復讐心を募らせていくちっちぇえ男。
こんな高藤の幼稚さと不気味さを見事に見せてくれるのが、生瀬勝久氏。
こういう役は本当にハマりますね。
それに対し、理由はわからないが犯人が陥れたがっているのは自分だと気づいた湯川先生。
とはいえまったく怖がりもせず、平然と自分が囮になることを提案。
さすがの岸谷をもってしても、それほど肝の据わった湯川先生に唖然&畏敬の念、といった様子でしたね。
はっはっは! どうだまいったか岸谷!
いやいや、これまでにも充分参っているだろうけれど、
湯川先生が自ら囮になると言い出し、「僕以外の誰にも、この役は果たせない」とか言われちゃったら、
惚れるよね! 惚れるしかないよね! (わたしが惚れてるだけ)
ま、トリックもその対処法もわかってしまった湯川先生にとっては、特に勇敢な行動でも何でもなく、
単に実証のひとつに過ぎないことなのでしょうが。
それに、
本当に囮になっちゃうのは栗林さんだし。
というかさ、高藤ったら「死ね! 湯川死ね!」って言いながら攻撃してるのは栗林さんなわけで、
もう栗林さんはまったく物の数に入ってないというか、道連れがあたりまえというか、
将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、的な、要するに馬扱いというか。
今回はとにかく、烏天狗事件以上に栗林さん受難の回。
・高藤に、湯川先生の情報目的で近寄られる
・湯川先生に、囮の道連れにされる
・湯川先生に「つまりそれは・・・栗林さんは、共犯者」と言われてしまう
・湯川先生に「どうぞ、僕を蹴落としてください(ニッコリ)」と言われてしまう
・あの岸谷に! 背中ポンポンってなぐさめられる
それでこそ栗林さん! その哀愁こそが栗林さん!
負けるな栗林さん!
そして残りあと2回に、あまみんが満を持して登場!
「湯川くんのこと好きだった」ですってよ。たーのーしーみーーーーー。
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