| 2009年07月08日(水) |
「ガブリエル・シャネル」 |
7日昼の部を観てまいりました。
今井さんがおっしゃっていた通り、
真央さま演じるガブリエルのキュートなことチャーミングなことオトコマエなことといったら!
12歳のガブリエルはやんちゃで可愛く、71歳はいかにも足元のおぼつかない感じになり、
声も演じる歳によって全部違う。
初めて拝見したナマ真央さまの美しさと凄さに、確実にタマシイ持って行かれました。
そして!
とにかくこの眼でその実像を見るまではどーにも落ち着かなかったアーサー・カペル。
いやもう、「アーサー・カペル」という役はズルい!
あまたのプロフェッショナルな舞台役者さんたちに混じり、こんな役をやらせてもらえる今井さんはズルい。
ズルいも何も、こんなイイ男がガブリエルの最愛の人として実在していたのだから仕方ないのだが。
言うこともちょっとした仕草もいちいちキザで、
花輪君(@ちびまるこちゃん)かアーサーか、ってくらいキザで、(キザというと花輪君を一番に連想する自分もどーかと思うが)
でも歯の浮くような表現は決して上っ面のゴキゲン取りではなく、
ガブリエルへの敬愛が何のてらいもなく込められていて、
彼女にそれが必要とあらば、本質を突く鋭い助言や厳しい忠告もためらわずに言う。
いいんですかー。うちのイマイがこんなカッコイイ男やらせてもらっちゃってーーーー♪ ←誰?
ここぞという時には必ず現れ、ガブリエルの背中をぽんと押してまた去っていくアーサーは、
舞台上の滞在時間はそんなに長くないのですが、
それがかえって「自分の道は自分で切り開いていく」者同士の自立した関係にふさわしくてとても自然。
このふたりにべったり依存しあったドロドロの恋愛ドラマは似合いませぬ。
冷静で客観的でカッコイイ紳士のアーサーだけでなく
自分の生い立ちにまつわる苦悩をガブリエルにぶちまける、激しくせつないアーサーも見られ
今井ファンにとりましても大満足な舞台でございますよ。
なんと言っても!
今井さんの低音のお声が大そう素敵でした。
しゃべり方も歌い方も、きちんと指導を受けトレーニングをした成果はちゃんと表れるものですね。
芝居だってセリフだって歌だって、まだまだのところは素人から観たって山のようにあるわけですが、
今井さんの「声」には個人的にとても可能性があると感じますので、
これからも、いっぱい鍛えてもらえる機会があるとよいなー、と。
まだまだとは言っても、
真央さま相手に堂々と大人の男を演じている姿には、どーしよーもなく感慨深いものがありまして。
ガブリエルとアーサーのデュエットでも、つい涙ぐむキモチワルイばーさんがひとり。
だって、大女優の真央さまの歌声と一緒に今井さんのステキな低音が聞こえてくるんですよ!
なにそのありえなさ! ここで感激せずにどこでしろと!?
今井さんは低音がもちろん一番ステキなのだけど、高音部もよく出ててすごく気持ちがいい。
これまでの今井さんだったら、高音なんてすぐ掠れたりひっくり返ったりしていたのに。
ふたり一緒に高音でキレイにハモられたりした日にゃ、涙腺が堪えきれるハズがないのです。
二幕にある唯一のアーサーのソロも、声のよさを生かした素直な歌い方で、
初々しさと包み込むような優しさが感じられてとても好印象です。
正直、上手い下手よりも、今井さんがひとりで歌ってる! ってことでやっぱり涙ぐむこのばーさんを
どうにかしてください。でも号泣はしませんから! がんばって下まぶたのふちで止めますから!
昨日の枡毅さん(アーサーの恋敵・エチエンヌ)ブログによりますと、昨日は昼公演だけだったので、
公演後にガブリエルをエチエンヌとアーサーで挟んで銀座でお食事したとのこと。
想像するだけでステキな画だわ。
おいしいものでエネルギー補給して(でもまんまるアーサーにはなるなよ!)、楽まで最高にステキなアーサーでいてください。
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