| 2007年11月25日(日) |
「余計なことをしない」演技 |
先週のドラマにおきましては、わたし的には サダヲvs岡田 両雄相譲らず! の戦いでございました。
荒瀬@医龍2第7話
キンパツ先生カッコよすぎです。
っつーか「お立ちだーい」も「この患者は俺の患者だ」も「てめーの仕事に集中しろ若造」も、
「誰に言ってんだ? 61キロ」も「右の気管支まで進めるぞー」も「行くぜ」も、
奇跡ってあると思うか?に「ああ。あるよ」も、アンタなんでオペ室でそんな無駄に色っぽさふりまいちゃってんの、
という感じでした。(わたしの目が腐っているだけですが)
オペ室でのシーンは、出演者のどなたかも言っていたが、目の芝居が大変重要になってくるわけで、
すべての感情を目で伝えてくるのがたまりませぬ。
「ああ。あるよ」と答える前に、マスクの下ですっごく優しく微笑んだのがよーくわかって、
一緒に観ていた息子が「サダヲカッコよすぎるぜちくしょーっ! オマエは本当に『舞妓はーん♪』
とか言ってた男か?」とじたばたしておりましたが、全く同感。
ドタバタな芝居も最高だが、こういう寡黙な芝居も最高です。
で! 今回はさらにあの声のいい院長が野口を呼び捨てにして反旗を翻すという素晴らしい展開もあり、
こりゃこの院長をフィーチャーした一話もできるかも? と新たな期待を抱いております。
にしてもやっぱり声がいいよなー。これまでも色々なドラマでちらちらお見かけしましたが、
妙に存在感があるのはやはりこの魅力的な声のせいですね。
井上@SP第4話
特殊能力&アクションに加え、今回は化学の知識をフル活用の井上くんですよ。
テロリストたちが次々と、単純きわまりない化学兵器に落とされていく展開が大変に楽しく。
敏腕SPたちに混じって、ナース長がさりげなく大活躍なのも素敵。
「ここから別行動」と井上に言われちゃって「え。」って不安なお顔になるとことか、
大掛かりな仕掛けを淡々と準備したあと、「ほんとゴメンナサイ」と恐縮しながら立ち去るとことか、
めっちゃキュートで出来るナース長でしたわ。
このドラマも、ものすごく緊迫感はあるのだけど、
画面がまったくウルサくないのが大変によろしいです。SPたちが基本的にスーツで寡黙だから、
それだけでも落ち着いた印象なのだけど、それ以上に芝居も寡黙、だけどとても惹き込まれます。
岡田くんが「めざまし土曜日」で、演技で気をつけていることは? との問いに「余計なことをしない」
と言っていたのだけど、それがピッタリはまっておりますね。さすがですね。
確かに、目や耳など五感を総動員して警護に気を配っている時に、余計な動きをするはずないものね。
そして、そういう「余計なことをしない」芝居にとても説得力を持たせるのが、彼の締まった表情や
鍛え上げられた身体なわけで。
この人もサダヲちゃんと同じく、「タイガー&ドラゴン」や「木更津キャッツアイ」みたいなどったばったも
できれば、こういう寡黙な芝居でも魅力全開で、本当に素敵です。
というわけで、先週はこのおふたりに完敗だったのでした。次回も楽しみ〜♪
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