| 2006年12月18日(月) |
サダヲちゃん@『世界ウルルン滞在記』 |
いやー。なんだかとてもまったりと幸せな日曜日でした。
(ちなみにタイトルにしたもののサダヲちゃんのお話は一番最後ですのであしからず。)
午前中は子どものバスケットの試合。
例によって負けてしまったわけですが、戦いっぷりが格段の進歩でしたの。
試合終了後に「反省会」という名の、ただのゲームで遊ぶ集い(@我が家。せめて着替えてからみんな来い)では、
少年A 「オレが○○にパスしろって言ったのにオマエが××するからっ!」 ←専門用語でわからない
少年B 「そうだよっ! あれはオマエが悪い。」
少年C 「それにしてもあそこでヅラ(顧問の先生の愛称。地毛だと思うのだが。)も□□の指示はないよなー。
どう考えたって△△で行くべきだろうに。」 ←やっぱり専門用語でわからない
少年D 「ありえねーよな。あの場面で□□って。」
なんて、以前の生ぬるーい仲良しさんごっこチームでは考えられなかった、
お互いへのダメ出しも監督への批判もできるようになり。
なかなか成長したものでございます。
で、試合に限らず学習参観なども、中2少年の心理としては当然「来ないで。」
「来るならこっそり来て。」「オレ見つけても手とか振らないでよ絶対。」
と、うっとおしがられる母なわけで、
少年としてきわめてまっとうに育っておるようです。
しかし長年の習性で、それにたぶんミーハーの習性も加わって、
同年代および年下の知り合いを見つけるとついつい手を振ってしまうわたし。
息子はもちろん「なんか知らない人が手振ってる」みたいに
軽くスルーしやがるわけですが、
少年たちというのは野猿であると同時に基本的にはとてもジェントルマンなので、
「おっ! M(子どもの名前)のかーちゃん!」と、
よその子が盛大に振り返してくれたり。優しいのぉ。
でも、観てるとその子も自分の母親に対しては非常に仏頂面だったり。
だから、めぐりめぐってうちの息子も誰かに優しくしてりゃーいいんじゃないの?
と思うわけです。
話は戻りまして、試合終了後、夫とわたしは千葉市にある「花の美術館」に行き、
久々にきれーな花々(と言ってもほとんどシクラメンとポインセチアで、あとはクリスマス風お飾り)
を堪能し、たまたまやっていたハンドベルのコンサートなども聞き、
心癒されてまいりました。
(でもやっぱり今の時期は花の量が寂しい。来るならバラの時期がいいですよん。)
美術館の外に出たら、見事に栄養が行き届いたまっ黒ノラ猫がひなたぼっこしていて、
「撫でてもいいよー」と寄って来てくれたので、心ゆくまで撫でさせていただきました。
「どんだけイイもん食べてんのキミは。うっわー、ふかふかだねー。気持ちいいねー。
あったかいねー、最高だねー、気持ちいいね。ちょっと頭も掴ませてね。可愛いねー。」
と、ノラ猫しかオトモダチがいないような人になってきました。
可愛かったー。いいな黒猫。いつか飼いたい。
翼くん、なぜキミはこんな可愛い生き物が怖いんだろうね?(いきなり独り言)
そして、夜は滝翼コン大阪のレポなど漁り、
翼はバリバリにカッコよくてたっきーはやっぱりキラキラで、
ふたりともめっちゃ可愛くて
客もかなり踊らされる最高に楽しいステージだったと聞いて
来週がとても待ち遠しくなりました。
そして、本日一番のお楽しみ、阿部サダヲ氏の『世界ウルルン滞在記』ですよ!
チェコの人形アニメ(粘土の人形の動きを一コマ一コマ撮影してアニメにする)修行に出かけた
サダヲちゃん最高。さらに惚れましたです。
なんなんだこの人のナチュラルさ!
そしてすばらしいアーティストっぷり職人っぷり。
遠い異国の、それも全く未知の分野にいきなり飛び込んだのに、
まわりの人たちへの見事な溶け込み方。
ノーボーダーな人とはこういう人のことを言うのかもしれませぬ。
あのちょっとはにかんだような穏やかな笑顔をずっと絶やさないのがまず凄い。
サダヲちゃんはツカちゃんですか?(そういえば滝翼コンにA.B.Cはいないらしい。哀。)
すっごく細かくて根気の要る長時間作業なのに、心から楽しんで取り組んでいる様子で、
疲弊感というものが全く伝わってきませんの。
アイディアに困ったりしても、焦ったりイラついたりする風でもなく、
身体も頭も総動員でいろいろやってるうちにちゃんと打開していく、みたいな、
「ポジティブ!」なんて宣言するまでもないほどのナチュラルなポジティブさ。
サダヲちゃん素敵♪
で、サダヲちゃんの「笑わせてあげたい」という心意気がこれまた。
いつものハイテンションな空回り風芝居で笑わせたわけではないのだが、
彼の一挙一動、描くイラスト、ちょっとした会話、そして出来上がった作品にも、
常に穏やかで温かい笑いが溢れていて、ホームステイ先の70代のご婦人も
「彼は家中を素敵な笑いで満たしてくれた」と喜んでいらした。
お別れの時も、涙涙の感傷的な空気などはなく、
やっぱりあのちょっとはにかんだような笑顔でさよならしている様子が
気持ちよかったっす。
サダヲちゃんとっても素敵♪
「朧の森に棲む鬼」、めっちゃ楽しみにしてます。
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