| 2006年07月19日(水) |
男子バスケ部がんばりました |
息子(中2)はバスケ部に入っているのですが、
このバスケ部がかわいそうなくらい弱くてねー。
「練習試合♪」とか言って土日もゴキゲンで出かけていくのだが、
「勝った」という言葉をほとんど聞いたことがない。
顧問の先生が男女両チームの面倒をみていて、
女子は全員が小学生からミニバスをやってきた強豪チームなせいもあり、
男子バスケ部はかなりオマケ的な指導しかされてなかったり
という境遇もあったりして。
でも、弱い弱いとは聞くけど、どんだけ弱いんだ? と、
試合を見に行ったのが今年の冬。
忘れもしない1月21日(土)大雪の日ですよ。
なぜ忘れもしないかと言えば、前日の金曜日に翼がMステで
「2月のSHOCKは降板」と発表して、
それだけでもどよ〜んとしていたのに
翌日はさらに大雪で悲しいくらい寒くて、
そして見に行った息子の試合がボロ負けで。もうボロボロ負けで。
なるほど。弱いわ。っつーかヘタだわ。
1年近くやってきてこの技量ですかい?
と、母はさらにどよどよ〜んと打ちひしがれたりしたわけです。
でも本人および仲間たちは全然堪えた様子もなく、
その後もやはり部活に日々まい進し(学業と両立できていない気がしますが)、
土日には「今日は試合♪」とゴキゲンで出かけていくこと半年。
強くなろう! と、もっとがっついてもいいんでないかい? と、
体格も運動能力も決して他チームには引けをとらないと思っている母は、
欲張ったことを思ったりするのですが、
彼らはただただ楽しそうに、やたら楽しそうに、
「○○センパイがかっこいいよなー」「オレ今日スリーポイント決めたし」
「○○(顧問の先生)はヅラ(確かに薄いが)」と、
部活ライフを過ごしておりましたよ。
最近の子どもは「自己評価」がひどく低くて
自分のことをちゃんと認めてあげられないか、
その反対に自己の評価だけがむやみに高くて周りを皆アホ扱いする、
両極端な傾向にあるとよく聞きますが、
その点、彼らの自己評価は大変高い。
オマエらのその勝てない現状から、
どーしたらその高い自己評価が出てくるんだ? というほど高い。
そして、そんな能天気のなせる業なのか、他者への評価も惜しみなく高い。
要するに、彼らの話を聞いていると
「オレらも凄いがみんな凄い」と聞こえる。
いったいその自信はいつどこで培われたのだ?
と、ぼーっと子育てしてきた母は思うのであります。
ぜんっぜんちやほやしてはいないのだけどな。
顧問の先生なんかには、試合のあいだずっと怒鳴り散らされているのにな。
強豪の女子バスケ部なんかの足元にも及ばなかったりするのだけどな。
で、夏の一大イベント「市総合体育大会」(「総体」)を迎えました。
そしたら、奇跡の一回戦突破!
続いて、奇跡の二回戦突破!
さすがに奇跡の三回戦突破はなりませんでしたが、
それでもベスト16に入るという、
男子バスケ部史上、素晴らしい成績を残したのでした。
本人たちは「オレらってすげー」と相変わらず淡々と能天気で
顧問の先生が誰よりも感激していて、
職員室でもこの男子バスケ部快進撃が大変な話題となったとかで、
ちょっとしたお祭り騒ぎでございました。
よかったなぁ、少年たち。
で、試合も無事終わったことだし、少しは勉強もしてはくれまいか?
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