せらび
c'est la vie
目次昨日翌日
みぃ


2005年06月14日(火) 暑過ぎるのにまだ六月上旬

夏の語学集中講座が始まった。


ワタシはこの言語に付いては、実はこれまで本式に勉強した事が無い。幾度かの旅行でカタコトを使ってみた以外は、全くの初心者である。

大学時代に別の言語を選択したのだが、それすらも、必修である英語の期末試験と同日だったのと、その試験の直後に留学を控えていたので忙しかったという理由で、途中放棄してしまったくらいである。そして二度と再び、その言語習得に関心が湧かなかった。

そもそもこれらの言語の何が気に入らないかと言うと、「ジェンダーによる変化」である。その単語のジェンダー(男とか女とか中性とか)やら活用具合やらを、その単語を覚える際に一々一緒に覚えなければならないのが、面倒である。

英語なんてのはそこへ行くと全くシンプルで、相当簡単な言語である。


という様な事を英語圏で生まれ育った人間に言うと憤慨するのだけれど、本当の事なのだから致し方無い。やってみれば誰でも気付くだろう。

英語人は本当に恵まれた人々である。自分の言語が他所でも何とか通用する所為で、自分が他の言語を学ばないでも済んでしまうという好都合を、当たり前の様に享受しているのだから。


しかし意外と英語が通用しない地域というのもある。



という訳でワタシは、昨日から夏季集中語学講座というのに通っているのだが、「集中」というくらいだからこれは大した物で、一日約四時間、週三日、六週間に渡って行われる。毎回テストがあり、宿題もある。毎回かなりの進度で進んでいくという事である。

昨日は最初だから楽だろうと高を括っていたのだが、実際クラスの説明やらお薦め辞書や参考書などの解説などが簡単に述べられた後、さっさと授業が始まってしまった。

こちらの学校では、初回の授業は授業内容の説明とか自己紹介などをしただけで、早めに終わってしまう事が多いので、ワタシはおお、ちゃんと授業をやるのか、と少し関心したくらいである。



ところで問題は、ワタシがインターネットでオーダーしたテキストブックが、まだ手元に届いていないという事である。

これは某書店では廃本になっていたので、別の書店で探して何とかオーダーしたのだが、如何せん手配が遅すぎた。配送を待っている間に、どうやら授業三回分も過ぎてしまいそうなのである。

しかも、クラスの誰だかが昨日この某書店の実際の本屋の方へ出掛けたところ、まだ数冊置いてあったというのである。インターネット上では廃本の筈なのに、なんという不可思議…

兎も角、昨日の分はご親切なクラスメイトに一寸本をお借りして、休み時間中にコピーをとりに行ったので間に合った。しかし次回分からは何とかせねばならない。


これはとある大学院に設けられた講座なので、この大学院が所属する大学連盟を通じた図書館同士の相互貸し出しシステムを利用する事が出来る。ワタシはこれを使って、何とか該当書籍を借りられないかとリクエストを出してみた。

ところが、これもまだ返事が来ない。

いよいよとなると、又しても誰かに本を借りてコピーをとるか、またはいっその事無駄になるのを承知で某書店にひとっ走り出掛けて行って、本を買ってしまうか。そしてその後届く本は返品してしまうか。


と思ったら、今日漸くオーダーした本が配送されたとメールが来た。到着予定は金曜日だと言う上(遅い)、「返品は不可」ときやがった。

なんじゃそら。

そんな話、聞いた事無いわ。



と怒りながらメールをチェックしながら、ついでに新聞を見ると、ある全日空機の高度計がひとつぶち壊れていた所為で、管制から言われた高度と全然違うところで四十分間飛行を続行、あわやニアミス、という記事が目に入って、頭に上った血液が急速に冷やされるのを感じた。


三十五度(℃)に届くかという真夏日には、こんな冷却方法も良いかも。


ええ、今日当たりは「熱射注意報」というのも出ております。

これがまだ六月上旬だというのが、また不可思議。


昨日翌日
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