せらび
c'est la vie
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みぃ


2005年01月29日(土) 星占いが諦めるなきっと上手く行くからと言ふけれど、第六感が駄目そうな気がすると囁く

ここ数日、とっくに期限の過ぎた課題を終わらせるべく、早朝から起きてあくせく作業に取り掛かっているのだけれど、こんなに必死にやっているというのに、完成に近づいているような気配すら窺えない。これをこの週末中に仕上げてしまわないとワタシの首が危ないので、既に意欲も関心も薄れて久しいお題を恨めしく思いながらも、何とか気を取り直して頑張っているところなのだけれど、それにしても一向に先へ進まないところをみると、ワタシはとことんこの課題が嫌いらしい。

とはいえ、急いでいるのである。相当不味い段階まで既に来てしまっているのだから、ここはひとつ真剣に、事を早急に進めねばならないのである。

だのにまたワタシときたら、書斎に使っている部屋がどうしても昼間太陽光が入り難くてどんどん目が悪くなっているような気がして、ついうっかり寝室と書斎の配置転換を始めてしまった。試験前だというのに部屋の掃除を始めてしまう学生と、同様の仕業である。

ワタシの住処には一寸した問題があって、こうして寝室と書斎を取替えっこするのが、半年に一遍くらいの習いになっている。

これはひょっとすると、一頃の度重なる引越しが癖になってしまった所以かとふと思う。

寝室に使っていた方の部屋は東南に向いていて、朝っぱらから午後まで燦々と日光が降り注ぐので、大変気持ちが良いし、細かい字を沢山読んだりするような作業をするのには向いている場所である。反対に書斎にしていた方の部屋は北から北東に位置していて、申し訳程度のこじんまりした窓がひとつあるきりで、非常に暗い。必然的に、いつも寒々としていて、昼間でも電気をつけないと目に悪いような部屋である。

これらの条件だけ見ると、明るい部屋を書斎にして、暗い部屋を寝室兼居間にするのが妥当なところだろう。しかし構造上、東南の部屋が出入り口から一番遠くにあるので、どうしても此処を寝室にするのが真っ当という気がする。

更に困っているのは、どちらの部屋に於いても騒音問題があるということである。

東南の部屋はこの建物の裏庭に面しているので、階下に住む大家さんが昼近くに帰宅して、翌日の何やらの商売の為の仕込みをするのに、作業しがてらラジオを大音響で聞いているのが間近に聞こえてくる。

これはワタシには理解出来ない言語の放送なので、喧しい雑音に聞こえてしまうという嫌いがある。

そして北東の部屋は、どうやら隣の部屋の住民の寝室または娯楽部屋に接しているとみえ、朝と無く夜と無く人の話し声が絶えず聞こえてくるのである。

一体どういうご商売をされている隣人なのか疑問だが、この人または人々は昼間でも家に居る事が多いらしく、テレビまたは複数の人の話し声が引っ切り無しに聞こえてくる。どうやら相当壁が薄いようで、隣の物音は殆ど筒抜けである。

若い未婚女性としては何やら想像力を掻き立てられるけれども、しかし何しろ落ち着かない。

どちらを取るか、という事で、これまでも家具の配置換えを何度かやって来たのだが、ここへ来てやはり物音より視力温存と作業の効率を優先すべきだろうという事で、この忙しい最中にまた総入れ替えをやってしまったのである。

彼方此方に擦り傷が出来たし、洗いすぎて手はがさがさだけれど、ついでに食堂にあったテーブルと作業机を入れ替えたので、広々と使えるようになって気分が良い。



それにしても、腰が痛い…


やはり本の移動が一番応えたものと思われる。

年を取った所為か、翌朝まで待たずとも、筋肉痛がひしひしと感じられるのは、無念である。

序でに当分放ったらかしで埃まみれだった各部屋を掃除しながらやったので、鼻をかみかみ、大変な思いでやっとこさ済ますと、半日も掛かっていた。


もう疲労困憊。

いやしかし、ここ数日、今やってしまうべきかこの課題を仕上げてからやるべきかとずっと思い悩んでいて、その末の決断なのだから、ワタシはこれでもうすっかり満足して、何も迷う事無く仕事に邁進出来るというものである。


しかし本日はもう日が暮れてしまった…


とりあえず今日は早めに就寝して、明朝から気を取り直して作業再開ということにする。


昨日翌日
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