| 2005年06月26日(日) |
アホ丸出し爆裂ひいき目宣言。(繁保さん編) |
殺陣!殺陣!!、二枚目!二枚目!!(コーフン)
山下さんは花組芝居で数多くの殺陣をつけてきましたが、ご自分がシンになる殺陣はあったでしょうか?・・・・私の記憶が確かならば「クレオパトラ」のカエサルでは、あったような。でも、そういう役柄につくこと自体が少なくて(ああ、そうそう刀を持っての斬りあいではないけれど、「桜姫全傳曙草紙」で悪二郎との立ち回りで身重ながら側転しちゃったこともあった・・・きゃわいかったなあ〜玉琴ちゃん・・・だから立ち回りが全然なかったとは言いませんが)こういった和物で、役柄的にも武士の立ち回り、というのは記憶にありません。こういうのが観たかったんですぅ〜〜 >_< 正直、ゲネを見たときにはあまり迫力の無い立ち回りでした。これ、贔屓目でホントにごめんなさい、なんですけれど、立ち回りの迫力はたぶん、斬られる側の技術に因るところが大きいのではないかと思うのです。段取りは段取りとしてマスターした上で、緩急とか溜め?のようなものがないと、きっとスピード感って出ないと思うし、それはシンの人だけがいくらうまくても出せないのではないかと思うのです。ゲネではまだ、なんとなく段取りを確認してるという風で、スピード感を感じるほどではありませんでした。けれど楽日のマチネにみた時は、見違えるように手早く、カッコよくなってました。虚無僧さんたちがどなたなのかわかりませんけれど、楽日の頃にはだいぶ手に入ってきたのではないかと、だからこそ山下さんの殺陣の技術も生かされるようになったのだと思いました。 楽日は本当にかっこよかった!スピード感があり、それでいて、軽く受け流す感じとガチッと受け止める感じの、力の緩急がよく出ていて迫力十分でした。山下さんの口の端をキリッと引き締めた表情もカッコよくて、引っ込む直前の一手、片手で上から下へ切り払うような太刀スジに、私も斬られちゃいました。ええ、そりゃもうバッサリと。
それと他の人につけた殺陣では、大詰めの鳴沢とお仲の立ち回りが、ややゆったりとしたテンポで始まり、ちょっぴりですが歌舞伎の「どんたっぽ」を想起させるような風雅さからだんだんとテンポアップしてきて、いいな♪と思いました。また大勢の立ち回りでもいろいろなところでいろいろな形を決めていて、もっともっと何度もみて全体を見渡したかったと、思いました。
さて、ようやく本題の繁保さんですが、本当に日本晴れのようないい男!強さと弱さ、そして優しさと明るさがあって、こんな二枚目の山下さんが観られるなんてと滂沱の涙・・・。登場シーンは色男の余裕のようなものを感じさせ、出てくるだけで舞台が明るくなるよう(^^)。わりといつも思うんだけど、登場時は誰よりも山下さんが嬉しそう。今回特に非常に嬉しそう(笑)。きっと輪になって踊りたくて、いや大きなワニが捕れたので嬉しくて、仕方が無かったんでしょう。それも恋女房お滝と愛息與吉と3人仲良く踊れる、いや食べられる、と。(いいな〜お滝さん) 旧主の仇を討ち、君主の首を挿げ替えても、民百姓が楽になるならいざ知らず、むしろ藩内がまた二分して下々が戦いに巻き込まれたりするくらいならこのまま幸せに安穏にくらした方がよほどいいだろうと(いや、そこまで深く考えてるかどうかわからないが)、あえて平和な暮らしを選んだ繁保さま。あんなに綺麗な、小股の切れ上がった女房と、無邪気でかわいい息子との生活ならば、そりゃあ捨てがたいことでしょう。(^^) 村の男連中がお滝さん目当てに通いつめても、毛ほども心配にならないほどの睦まじさ。ああ〜いいなあ、お滝ちゃん。(結局それかい。)
特筆したいのはやはり、母と娘の対面を一人で演じて見せてくださるところ。もっと長く見たかったなあ〜。まああれも、「もっと見たい」と思わせるくらいの短さが控えめで丁度良いのかもしれないけれど。そして、短いながらも、キチンと姑の年齢と娘の年齢の女形を演じ分けているところが、さすが山下さんデス。は〜。(しあわせのタメイキ) 引っ込むときの鉄砲がつかえるギャグ(?)も、5分前から予測できそうな下らなさ(失礼!)だけど、山下さんなら許しちゃいます。(はあと) それと甲斐甲斐しく手ぬぐいを被って、ワニを調理中の姿も可愛いなあ。今でこそ男性が料理するのも珍しくないけれど、例えば漁師さんが舟の上でとか、猟師さんが山の中でとかにする野性的な料理ならばいざ知らず、家で元武士があんな風にいそいそと料理するでしょうか。でもそれが、繁保さんなら、何故か納得。お滝さんのためなら平気であのくらいするでしょう、きっと彼は(笑)。
繁保さんは、誰にも恥じることの無い生活を送っていて、すべてが潔い。腕は立つのに驕ることもなく、先々のことを考えてくよくよしたり物事深く考えすぎたりせず、今そこにある幸せを楽しんでいる。ちょっと寒いギャグが好きで、料理は大の得意。・・・って、繁保さん、もしかしたら山下さんご本人にけっこう似てません?(まあ、私の想像の中の山下さんですが)
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