| 2005年06月25日(土) |
アホ丸出し爆裂ひいき目宣言。(後見さん編) |
今日、明日は山下さんのことだけしゃべってみたいと思います。
第一に、これはもう今に始まったことじゃないけれど、山下さんは、山下さんはっ、キレイ系のメイクに髷、裃の後見姿が超お似合いなのだ〜〜っ! 「かぶき座の怪人」で両手に提灯を持っての踊り(これは髷ではなかったけれど)で天邪鬼屋ファンの心を鷲掴みにし、「百鬼」の文鳥遣いで鬱金色の裃にうっとり。 そしてトドメの一発!の猫遣い。 人が猫の人形を操っている、という事実を超越していますね。文楽の主遣いが、人形を生かしながら自らもまた表現媒体となっている、あの感じ。(私は恥ずかしながら生で文楽をみたことがまだないけれど) 山下さんの身のこなしは本当に猫のよう。しなやかで、気まぐれで、気位が高くて。そしてあくまで静かで控えめ。それでいて表情豊かになったり、また、無表情になったり・・・ お蒔の方の部屋では眼光鋭く、お仲の近くへ行くと甘えて・・・ ああ、だめだ、言葉がみつからない。本当に本当にキレイ。(ああ、なんて貧困なぼきゃぶらりい。) 猫を遣っている時山下さんの肘から下の腕が顕わになっていました。普段女形で着物を着ているときには、あまり腕を顕わにしないものですし、踊りの時などもつい美しい手先に目が行ってしまうので、これまであまり腕に注目したことがなかったけれど、この腕がまたツルリと白くてすーっとして、綺麗だった〜 くぅ〜っ >_< 山下さんといえばお髭も濃いし、女形なのに胸毛が多いと評判(爆)ですが腕はつるつるだったので、少し意外に思って脱毛処理をしていらっしゃるのかしら?と本気で思ってしまいました。(下らないことを考えてしまってすみません^^;;)あとからご本人に聞いてみましたところ、何もしていないそうなので、思わず、腕はツルツルなんですね、と言ってしまいました。
二幕では引き抜きの後見が3回(・・・だったかにゃ?)胃の痛くなりそうな役割ですね・・。 ちょっとした失敗も無きにしも非ずだったようですが、少なくとも私が観た日はこともなげに成功していたように見えました。 そして正面からはこともなげに見えるんだけど、上手前の方の席で後見さんの働く姿を垣間見た時には、その真剣な表情のあまりの凛々しさに眩暈がしました。作業をしているんだけど舞うように美しい。衣装に戦いを挑むような眼差し、簪を口にくわえたその姿はまさに仕事人(笑)。かといって、こんなにも後見さんに注目しているのはおそらく少数派(笑)であって、決して目立ってしまって舞台の妨げになるわけではない。 ああ〜〜。綺麗だったなあ〜。あの簪をくわえたお顔はまるで悪魔のように人の心を虜にする美しさでした。今思い出しても背中がゾクゾクしてくるほどです。 また、加納さんの金色のぶっかえりの衣装は、見得を切るときに衣装の腰から下の部分を後見が広げるんですが、その広げ加減がまた絶妙だったなあ。後見のセンスが主役の形に直接影響するのですから、加納さんが山下さんを見込んで引き抜きを一手に任せたのも深い信頼からだろうか、と想像するとなんだか嬉しくなってきます(^^)
緊張の続く後見役で、ラスト近くに綾央さんの化け猫にハリセンをかます所では、思い切り鬱憤を晴らしていただきたかったです(笑)。それまでお行儀のよい後見役に徹してきて、あそこで急に自我を出すところが可笑しくて(^^)。でも必要以上にオーバーアクションにならないところがまた、山下さんらしくていいにゃー。あくまでも基本は控えめで。
では、明日は「繁保さん」編で。
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