日記...abc

 

 

- 2006年03月24日(金)

よくよく思い出してみると、昔から
母は、風変わりな人であったのかもしれない。



他人の感情を推察する能力が少しだけ劣るような気がする。
気のせいだろうか。

私が、いくらいまはそっとしておいて欲しいという
シグナルを出しても、わかってもらえないことが何度もあった。

そういうとき、母は怒る。
あるいは、無理矢理私に笑顔を作らせる。
そうして自分の安心を確保する。




また、母の心の中をのぞこうにも、よくわからないことが多い。

笑顔で楽しそうにしているときにも
本心が見えないというか。
ああ、楽しかったね、本当においしかったね、と母が言っても
本心から言っているようには聞こえないことが多い。


そして、母は、いつもまわりを気にしている。
自分が場違いな振る舞いをしているのでは、とでも
思っているように。



父と私が冗談を言っていて、母がきょとんとしていることも
日常的にあった。
意味を説明したら、なるほど、と笑う。
でも、アタマで笑っているような、キモチでは笑っていないような。


ここまで思い返して、母に私を傷つける意図がなかったのかもしれない
と思い始めた。

「このホットケーキを全部食べないと、オマエはお母さんのこと
嫌いってことだからね」
幼稚園児の私は、それは大変、と泣きながら食べたのだけれど。

でも食べ終えても、当然かもしれないが、
母から、私のことが大好き、という言葉はなく、
私はあいかわらずひとりぼっちだったが。


母は、私に対して、愛おしい、という感情を爆発させたことがないのかもしれない。
少なくとも私は受け取った記憶がない。
自制心なのか。なんなのか。

もちろん、嫌われているとも思ってはいないが。





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