私の毎日 The past diary

2004年11月28日(日) 生活発表会

今日は息子の幼稚園で初めての生活発表会がありました。
結果を先に言うと…親子共々 涙・涙の発表会でした。

衣装は、もちろんつけてくれませんでした。
家から着ていった白フリースと白タイツだけ。
そのタイツも穿かせるのに大変でした。
この時点で衣装装着は無理だろうと覚悟が出来ました。

幼稚園へつきお部屋へ連れてくとパパの手を持って入ろうとしません。
何とか部屋に入ったけれどキラキラのラピーテープの貼られた上靴は頑として履かず。
後ろ髪を引かれつつ私達は講堂へ。

発表会は午前と午後の部に分かれていて息子は午後の部のプログラム2番。
始まるまで年長さんの劇を観た。
劇が終わる頃から私は胃がキリキリ。

さぁ、ひよこ組さんの出番。
胃痛はMAX。
もしかすると衣装をつけた息子が出てくるかも?
ちゃんと踊ってくれるかも?とわずかな期待を胸に幕が開くのを待ちました。

幕が開きました。
一番端っこにマントも頭飾りも無い
ただの白タイツ姿の泣きはらした顔の息子がタオル片手に登場。
その姿を見た瞬間、笑いと涙がダーーーーーーーー!

そのうち踊りが始まると舞台そでへ引っ込んじゃった。
先生に押し出され見え隠れする息子。 
もう私は可笑しいのと情けないのと嬉しいのと ごちゃ混ぜな気分。
ただ涙だけは出る。

結局、一度も踊らず出番は終了。
講堂から出てくる息子を迎えに行くと
泣きながら階段を下りてくる息子を見るなり回りも気にせず私は涙がドバー。
本当なら、ちゃんと踊った姿を見て「頑張ったね」と褒めるのだろうけど
この子にとって舞台に上がっただけでも頑張った事になると思う。

出番を終え控え室に戻りお土産をもらって解散。
みんなが帰った後、先生がマントをつけて写真だけでも撮ったらと進めてくれたけど
息子は「イヤ、マント捨てる!」と言って一度も袖を通してはくれなかった。

先生が「いつも練習の時はとっても上手に踊れるんですよ。
こういう子に限って「あの ○○ちゃんが!」ってぐらいに成長するんですよ」と
慰めの言葉をもらい私は またまた涙。

こうして涙・涙の発表会は終わりました。

その後、お腹空いたと言うのでラーメンを食べに行く事に。
車に乗ったかと思うと息子は爆睡。
疲れたんだねぇ。

ラーメンを食べてると、さっきの胃痛からかムカムカし始めて
私と娘だけ先に車へ戻る事に。
息子は御機嫌さんでラーメンと焼き飯をいっぱい食べたそう。
その後、旦那も夜勤明けで眠気MAXだし私は胃がムカムカするしで急いで帰宅。

横になってもムカムカは治らず胃薬飲んで少しすると吐き気が…
その後は、トイレでゲロゲロでした。
吐いたらスッキリしたけれど なんかフラフラだったので恋春と一緒に横になった。
夜になって旦那がコンビニで食べ物を買ってきてくれて やっと元気になった私。

今日、撮ったビデオを観る事に。
発表会中、息子だけしか眼中になかったみたいで
他のお友達の踊りは全然見れてなかった事に気付く。

ひよこ組さんの踊りはとっても上手で それを見てまたまた涙の私。
今頃、みんなお家では「よく頑張ったねぇ」って褒めてもらっている所だろう。
なのに我が家は…と卑屈になってる私に旦那は「これくらいで気にしてどうするん」

俺はビデオ撮りながら「スゲー ○○○○○、この前 産まれたのに 
あんな舞台に立つようになったんやんって嬉しかったばい」
「逆にアイツは意思が強いと思うね。衣装つけたくないって事を
最後まで通したんやけん。スゲーよ、○○○○○は」と誇らしそう。


息子も達成感からか凄い御機嫌さんだった。
これが一番の救いだねぇ。
なのに私は子供の発表会で胃痛までおこしちゃうなんて情けないよぉ。
でも こんな私だから こんな旦那でヨカッタとつくづく思った。

子供の受験とかで倒れちゃう母親っているけど
今になってその気持ちがよくわかった一日でした。
親は身を削られる思いで子供を育てているのだと初めて気付きました。
改めて親に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

子供の発表会を通し色んな事を思い 
色んな事に気付かされた一日だったような気がします。

ありがとう、息子。
よく頑張ったね、息子。


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ちぇる