書泉シランデの日記

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風邪の置き土産
2006年05月22日(月)

風邪はあっさり退散したものの、喘息を置き土産にくれた。
迷惑千万。

今日も休みを決め込んで、医者へ行ったりしながら、のたのた過ごす。

読みかけの本がいくつもたまるのに、読み応えのあるものは体調不良時には消化不良を招くのでたまる一方。複数冊同時進行は学生のときからのパターンだけれど、最近たまりすぎ。

ネットで情報を得ることもとみに多くなっている。NPOや小さな研究組織にとってはネットは廉価で発信しつづけられる大変都合のよいメディアだ。こちらにとっても、新しい情報だけでなく、必要な文献がPDF化されていると簡単に手に入るからありがたい。小さいところだけじゃなく、日本国政府関係諸機関もまめにPDF化したものをアップしているので、それも便利。ただし、出所がネットでも、結局は文字化されたものをプリントアウトして読んでいるのだから、「読みかけの本」がたまる状況に拍車をかけているだけだ。

ネットで思い出したが、最近は発表だプレゼンだというと、すぐにパワーポイントが登場する。あれはあれで便利だが、物事はああいう類型的な整理をして発表をするという「常識」にどこもかしこも倣っていて、それで構わないのだろうか。表現方法までグローバリゼーションという名のもとにアメリカの一国支配に屈しているような気がする。

パワーポイントで発表するのはいいが、そうならハンドアウトもパワーポイントで欲しいな、と思う私もやっぱり魂を売り渡しているか。私の魂なんて安いもんだ。大体、そんなもん、あったっけか?

パワーポイントの画面の片隅にちょっとだけ「個性」を演出する人もいる。あれって何だか切ない。



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