『フィガロの結婚』@新国立劇場。 去年、ウィーン国立歌劇場の引越し公演『ドン・ジョヴァンニ』でレポレッロを歌ったムラーロ君がタイトル・ロールだったものですから、楽しみにしていました。 ムラーロ君、豊かな音量、安定した歌唱、バスなのだけれど、決して硬いバスではなく、柔らかい歌声で、はい、当分の間私の若手イチオシ。 スザンナの松原有奈さん大健闘。相対的に音量不足ではあるけれど、演技もうまいし、ま、いいんじゃないですか。体が貧弱なのは、わが同胞の特徴であります。あきらめましょう。 脇役一同わが同胞頑張っておりました。バルトロの妻屋さんに大きな拍手送ります。 ブレンデルはどうしちゃったの?去年『マクベス』を聞いた人が厳しいことをいっていたけれど、私も今年厳しいこといいます。「昔の名前で出てこなくていいよ。」声量はあるけれど、音程怪しくない?ブレンデルにブラヴォーいった人、信じられないよ。どこがよかったの?(かくいう私、DVDで見るブレンデルのハンス・ザックスなどは見事だったと思うのですよ・・・) 伯爵夫人のエミリー・マギーもなんか陰影のない歌いぶりだったなあ。ケルビーノ(ミシェル・ブリート)は元気よくて好感が持てました。 演出×。子供じみた仕掛けは止めて。衣装最悪。わが同胞の体にも関係はするけれど、最初、ジョン万次郎ご一行が難破船から降りてきたかと思ったぜ。領民だったのですが。後半はご一同さんで水垢離かと思いましたわ。
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