Emiの日記 | old day days list new day |
映画「フィリップ、きみを愛してる!」 →→→2010年03月14日(日) 映画「フィリップ、きみを愛してる!」 交通事故がきっかけで本来の自分らしく、つまりゲイを隠さずに生きることにしたスティーヴン・ラッセル(ジム・キャリー)。しかし、憧れの豪華なゲイ・ライフを送るためには金がいる。とにかく、金がかかる。スティーヴンは詐欺を繰り返し、ついに刑務所送りに。 ところが、刑務所で運命の人に一目惚れ。彼の名はフィリップ・モリス(ユアン・マクレガー)。 スティーヴンはフィリップを愛するため、フィリップにただ一言愛していると伝えるため、詐欺と脱獄を繰り返す。 映画全体の感想を書くより先に言わせてくれ。 ユアンが超かわいい!! 正直、40歳前のおじさんになってしまったユアンがここまでかわいいとは想像してませんでした〜。 移送されるスティーヴンを懸命に走って追いかけて、網越しに「愛してる」と叫ぶシーンなんか、胸キュンっすよ。もうちょいで鼻血ですよ。 正直で騙されやすい純真な男を、ほんとに自然に演じてましたもん。 この映画はスティーヴンが主役で、彼の目線で描かれているのですが、だからこそ、彼が惚れ込んだフィリップが魅力的でないとあっという間に破綻してしまいます。うん、素晴らしいよ、ユアン。さすが、演技派です。 もちろん、主役のジム・キャリーも得意のコメディタッチで映画全体に陽気さを与えつつ、ゲイを隠して警官としてごく普通の家庭を持っていた男、様々な詐欺を働く天才的な男、恋人を一途に愛する男、をみごとに演じていました。 わたし、ジム・キャリーもユアン・マクレガーも大好きなんだよね。だから、その時点でもう冷静な評価はできないんだけど、この映画は好きだ〜。 愛のためにそこまでやっちゃうかっていう破天荒な詐欺と脱獄っぷりに、100分ほどの上映時間は退屈する暇なし。これが実話を元にしてるんだから、びっくりですわ……。 最後の嘘(病気のふりして民間医療センターに移してもらって、脱走)なんか、命がけですからね。 実際のスティーヴン・ラッセルは現在終身刑をくらって1日23時間監視下(1時間はシャワーと散歩)に置かれているそうです。フィリップ・モリスはスティーヴンの共犯の罪で再び刑務所入り、2006年に出所。 二人は今でも文通をしているとか(ユアンがインタビューで答えてた)。 ジム・キャリーもユアンもコメントしていたのは、ゲイのラブストーリーというより、ラブストーリーがたまたまゲイだったという気持ち、ということ。 確かに、見終わったあとは、ゲイの映画を観たというより、愛と詐欺の映画だったな、という気分でした。 でも……人によっては、ゲイというだけで駄目かもね。海外のレビューサイトで「ジムとユアンが抱き合ってるシーンを許せるかどうかが問題」というコメントを発見しましたが、その通りです。 わたしの後ろの列に座っていたお客さんは映画中に三度ほど盛大な欠伸をかましてましたからね。 腐女子的観点からいくと、刑務所内での二人のダンスシーン&キスがとてもいい雰囲気で好きでした。ぶっちゃけ、二人の露骨なセックスシーンとかがなくて良かった(ジムとごっついおっさんのセックスシーンはありましたが……ごつすぎて笑った)。 しかし、カットされた場面にはもう少し濃厚なシーンがあったようで、ユアンはそれがお気に入りだったみたいですね。そう言われると、観たいです。その船のシーンをカットしたせいで、映画の時間が短くなったんかな〜。 「ブロークバックマウンテン」が素晴らしい映画ながらゲイゆえにアカデミーを逃したと言われているように、同性愛に寛容なように見えて寛容ではない国、アメリカ。アメアイのシーズン8でアダムが負けたのも彼がゲイだったから、という噂が。 ジム・キャリーとユアンという大スターの共演ながら、ゲイ映画という風当たりは強いんでしょう、日本ではなかなか買い手がつかなかったらしいよ……公開されたけど、すぐ終わりそうな気もするしね……。あたい、もう一回映画館に行ってもいいくらい、好きなんだけどなあ。 ☆ユアン可愛すぎるだろ、ベスト3☆ 1、走って追っかけて「愛してる!」 2、ドアから顔を出し、「弁護士でもなかったんだね、嘘つき!」ドア閉める。 3、糖尿(フィリップがね)なのに、チョコをストレス食い ま、なんと言っても、青空を背にした笑顔のアップだけどね〜。 DVD出たら欲しいくらい、ユアンが可愛い。てか、頼むからDVD出して!! んで、特典映像にカットシーン入れてください。 この映画のポスターは「エターナル・サンシャイン」のジム・キャリーと「スター・ウォーズ」のユアン・マクレガーと紹介してるんすが、スター・ウォーズ……。EP1のオビが格好良すぎてファンになった人間が言うのも何ですが、SWだけだとユアンの本当の演技力は味わえないよね〜。トビーが「スパイダーマン」の俳優って紹介されるのと同じような寂しさが。 現在の「2010年映画館で観た映画・個人的ランキング」 1. ハート・ロッカー(The Hurt Locker) 2. フィリップ、きみを愛してる(I Love You Phillip Morris) 3. おとうと 4. 板尾創路の脱獄王 5. かいじゅうたちのいるところ(Where the Wild Things Are) かいじゅうは文句なしに最下位を爆走していくと思うよ……。 |
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