Emiの日記
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読了本『心霊探偵 八雲2』ほか→→→2009年06月20日(土)
最近の読了本

『さまよう刃』東野圭吾・著
これ、感想書いたかどうか忘れたんで、一応覚え書き。
娘を殺された父親が犯人の少年達に復讐しようとする物語。
現在の日本の刑法では、犯人に対する罰が被害者のダメージに比べて、あまりにも軽く、被害者たちがあまりにもないがしろにされている、ということを書くと同時に、遺族が犯人に復讐することの空しさ、復讐することによる新たな罪悪など、読者にさまざまな問題点をなげかける小説。

無期懲役になっても、刑務をまじめに務めていれば、早期釈放になるのは許せないよね。重大な殺人事件を起こしてもすぐに出てこられて、しかも、新たな人生をスタートできるんだよ。一方で、殺された人の人生はもう終わってしまってる。そして遺族は、なくした家族への想いをずっとひきずったまま生きていくんだからさ。




『心霊探偵 八雲2 魂をつなぐもの』神永学・著
1巻目があまり楽しめなかったので、2巻目に期待してみたんだけど。ね……ねえ……。
内容はまあ、さておき(さておくんですか・笑)、もうちょっと丁寧な描写して欲しいなと思うところがあちこちあるわ。
八雲に関しては、幸い八雲視点の部分がないので、いらいらしなくて済むわ。頭をがりがりかきすぎじゃないの、って思うくらいで。
晴香・後藤という短絡的思考二人組に、さらに石井というドジでおとぼけキャラが加わったので、八雲がかわいそうだ。読者もかわいそうだ。こんなにボケてるキャラばっかり増やしてどうするよ。
いやね、ボケばかりでもちゃんとうまく流れてればいいんだけどね。

文章で気になった点は、同じ段落の中で三人称と一人称がごっちゃになっていること。

例)八雲に言われて、後藤は隣にいた私の首の後ろを押さえつけて実演してみせる。突然のことで混乱した石井がバタバタと暴れる。

ここでいう「私」って石井なんだよね。なのに続く文では「石井が」と書かれている。わかりづらい!!

そういうのが、ここだけじゃなくて、あちらこちらにあるからね。



『クリス・クロス 混沌の魔王』高畑京一郎・著
匂い意外は極めてリアルに再現された仮想ダンジョンで繰り広げられるRPG。プレイヤーは自分の分身のキャラメイクを行い、ダンジョンに飛び込む。仲間を見つけ、目指すは地下に待ちかまえる魔王!

中学生のときに友人に貸してもらって読んだライトノベル。すごく面白かった記憶があって、このトシになって読んでみたら、やっぱり面白かった。
ただのプレイ仲間でそれこそRPGのキャラみたいな雰囲気だったパーティが、実世界にあるような友情や絆を深めていく流れはみごと。そこに憎むべき相手・魔王の存在がうまく絡んでるところとか、うますぎる。

これを読んだ当時、表紙が格好いい、と思ったんだけど、今みても格好いいわ、ゲイルくん。イラストレーターがスカーレット・ウィザードの方だとは知らなかった。こんな昔にもう、この絵描きさんステキと思っていたんだなあ……。人間の嗜好って、基本的なところは何年たっても変わらないのかな(笑)





今日は、家族三人で保田まで行ってきた。
海辺のレストランで昼食。
レストランっつっても、大きな海の家って感じだから、……わたしの好みじゃあない。魚臭いし、潮臭いし。
でもね、ご飯はおいしかったっすよ。
金目の煮付けは本当においすぃかった。




2008年06月20日(金) 映画「The Happning」
2007年06月20日(水) ふりまわされるー
2003年06月20日(金) オダギリ


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