Emiの日記
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読了本『蒲団』田山花袋→→→2008年12月28日(日)
読了本『蒲団』田山花袋(たやま かたい)

文学者の時雄は、門下生の女性を狂おしいまでに想い、しかし、妻と子や師としての体面にとらわれて告白できないでいた。そうこうするうち、彼女に男ができたことを知り、時雄はますます恋いに悩む。師として厳然と二人を見守る風を装いながら、その心中は嫉妬にもだえ苦しむ。


文体は明治時代の文学らしいです。
古文とまではいかないけれど、現代からすると少し古い。そして女性の言葉遣いが美しい。
「うめー」「すげー」なんて身もふたもない言葉を日常的につかう現代女性からは遠く離れた、本当に美しい言葉です。
まあ、それはいいんですよ。
問題は主人公・時雄です。
女弟子をどうにかして自分のものにできぬかと悩みつつ、表向きは泰然と師として振る舞い、あげくに女弟子を彼から離し、ほんの少し愉快にさえ思う。そして最後の場面では、女弟子のつかっていた蒲団を引っ張り出し、その汗と油の匂いをかいで泣く。
なんて男でしょう。

処女を失った女ならば、子のある男と結ばれることもあるかもしれないと考えるのも、非常に男の勝手なところです。子はともかく、細君はどうするのだよ。離縁するのかね?
女弟子の彼である田中には、彼女を本当に想うなら、自分の志は捨て置き、彼女のために地方に埋もれろ、とまで言っておいて、この様ですよ。
あたた自身が細君も子も職もすべて捨てて、彼女と添い遂げたら良かったでしょうが、とツッコミたくなります。


ああ、それにしても久々に日本語を読んだわ。
それも、文学的な日本語。

そうそう、これの前に樋口一葉の「たけくらべ」を読もうとしましたが、あまりに古文なので挫折しました。読めませんわ。




今日はジオスのアクティビティーでアイスホッケーを見てきました。
マイクのおかげでフリーで。
わたしのがめつさとマイクの温情のおかげで、アカネさんもフリーで。

三月に行ったときは疲労により眠気に襲われ、1ピリオドくらい観てなかったもんで、今回は真剣にしっかと観てまいりました。
動体視力がなさ過ぎるため、パックをまったく追いかけられていませんでしたが。

ピリオド間の余興がおもろいです。
1と2の間は、ちびっこホッケー。みんな転んでばかりで可愛い。
2と3の間は、ビニール大玉の中に人が入って、リンクの上で競争。くだらないけど、楽しい。


しかしですね、ホットドッグがまずかったですよ。
4ドルもとってアレですか。
ホットチョコがなくってコーヒーを飲んだのも、お腹にこたえました。


動画いっぱいとりました。
日本に帰ったらホッケー観る機会ないでしょうし。

2004年12月28日(火) ガキの使いやあらへんで・罰ゲーム
2003年12月28日(日) バイトの忘年会


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