Emiの日記 | old day days list new day |
読了本「青の炎」貴志祐介→→→2007年12月11日(火) 読了本「青の炎」貴志祐介 高校生の主人公・秀一。 母と妹と、離婚したにもかかわらず家に戻ってきていすわっている父。 秀一は、母と妹を守るために、父を殺そうと決意する。 用意周到に練られた計画は、あざやかに父をしとめるが、その計画は小さなことからほころびはじめ、秀一は次第に追い詰められていく。 クラスメイトの「ゲイツ」や「大門」 親友であり、彼女になった紀子。 親友の石岡。 完全なる敵である父、曾根。 二つの殺人の方法。 人間もよく描かれているし、殺人方法も緊迫感がある。 そして、衝撃のラスト。 殺人犯となってしまった少年なのに、ラストでは悲しくなった。 曾根がガンでもう長くないと知っていたなら、石岡が曾根殺人のグッズを発見しなかったなら……それこそ、物語後半で秀一がぐるぐると考えたことを、読者も考える。 秀一は犯罪者だ。 けれど、この本を読んで、彼を憎む人のほうが少ないのかもしれない。 面白かったです。 2005年12月11日(日) バイオ4日記 |
mail home bbs |
Design by shie*DeliEro thanks for Photo→Cinnamon |