Emiの日記
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歌舞伎「新春浅草歌舞伎」→→→2006年01月22日(日)
新春浅草歌舞伎 第二部をみてきました。
場所は浅草公会堂。

向かう途中で、格好イイ人力車のお兄さんがいたとか、しかも母と私がおのぼりさんに見えたのか「乗りませんか」と声をかけられちゃったとか、そんなことは、まあ、置いておきませう。

浅草公会堂は、はっきり申しまして、誘導がヘタクソです。
歌舞伎座や新橋演舞場のようにスッキリしていない。人の流れをよく考慮して作られてはいないのでは、と思ったくらいね。


『仮名手本忠臣蔵』
勘平(勘太郎)さん、熱演でしたが……すみません、眠りこけました(爆)
勘太郎さんはお父さんによく似てるし、うまいんだけど、他のみなさまが微妙です。やっぱ、若い。あ、門之助さんはちょっと年取ってる分、安定してますけどね。
一番人気でブロマイドも売り切れだった獅童さんですが、ちょっとした仕草とか、なんかイマイチなんよね……。
えらそうに言って、申しわけないですが、やっぱり50代前後のおじさま方の演技にはかないませんものねえ。

『蜘蛛絲梓弦』
亀治郎さんが女郎蜘蛛を演じて、その脇を獅童さんと七之助さんでかためていました。
またしても、獅童さんは微妙です。このひと、テレビとかのほうが向いてるんじゃ……。世の中では歌舞伎といえば獅童さんみたいなイメージが(特に若い方には)あったりしますが、実際、獅童さんって歌舞伎座にほとんど出てないしね。
七之助さんは、なんか周りと一緒になってレベルダウン?
歌舞伎座で出てるときのほうが、もっとキリっとしてると思う。
亀治郎さんは、早変わり・クモ糸投げでとにかく忙しい役を楽しげに演じていらっしゃいました。
女郎蜘蛛となったあとが、なんか「女」の部分が少なくなって「オラアッ!」って感じになってけど……。
福助さんの女郎蜘蛛は、「女」を残しつつ「執念」みたいなものを感じさせる迫力があったんですが。


浅草歌舞伎は若手のみなさんが集まって頑張ってやっているものなので、これからが楽しみな役者さんばかり。
60歳で一人前と言われれる世界なので、ここでチェック入れて、これからずーっとファンで追っかけていけるのでオススメです(?)
とりあえず、浅草だけみて、「歌舞伎つまんない」とか思ったら、もったいない。
歌舞伎座や新橋演舞場のほうが、舞台装置も豪華ですし。


帰りに勘太郎さんの値付けを買いました。
裏にはちゃんと中村屋って入ってるよ。

2005年01月22日(土) アダム・クーパー「危険な関係」
2004年01月22日(木) 人体の不思議


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