Emiの日記
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『螺旋の月』朝香祥(パレット文庫)→→→2005年01月19日(水)
『螺旋の月』朝香祥(パレット文庫)
人の生気を吸って生きている土蜘蛛の一族・真城の八尋。一族が暮らす里から出て東京で暮らす彼は、高校で優秀な成績をおさめ、素行も良好であることが絶対条件。八尋の姉鈴鹿は里を出て行方不明になっており、八尋はそれを追う。
最近起こっている「人が野犬に襲われる」事件は、一族が「血の暴走」をしたために引き起こしているのではないか……そして、それを解明すれば、姉の行方の手がかりになるのではないか……。
 そんなころ、八尋のクラスに転入してきたアメリカ帰りらしい天野響が、波乱をもたらす。

 八尋の保護者的存在の怜子(大学生)と夜刀(フリーライター)が素敵です。てゆーか、夜刀が好きです。のほほんとしていて、「できそこない」とか言われてきたけど、実は一番強いよ、みたいなね。おいしすぎ。
 天野響は最初からキライでした。なんかあるだろ、コイツって思った。
しかし、あの純粋っぷりがすべてマニュアルで覚えたものだったとはねー。恐ろしい。絶句しました。「なんだか心地よくて、それが気持ち悪くて、家で何度か吐いたよ」ときた。うわー。八尋に友達だって散々いってたのにねえ。
最後はどうなっってくんだろーなあ、ってとこで終わってますんで、続編が出たら買うでしょう。たぶん。


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