Emiの日記
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九月歌舞伎→→→2004年09月23日(木)
行ってきましたよ、今月も。

「高時」
鴉天狗が八人も出てきて、高時(橋之助さん)を囲んでしまうところ、大迫力。
高時が天狗たちに混じって、見よう見まねでワンテンポずれて踊ったり、天狗にされるがままになって畳の上を転がされたり、かつがれたり。

「茶壺」
熊鷹太郎(三津五郎さん)の悪巧みしている表情がなんともいえない。
ラストは結局、熊鷹太郎が茶壺奪って逃げちゃうし。

「一本刀土俵入」
お蔦(福助さん)が我孫子屋の二階の窓の戸をあけてぱっと現れた瞬間から、もうとりこ。ふだん姫役などで可憐さをふりまいている綺麗な女形が、ちょっと崩れた女の役をやるとうれしくなる。すべてにたいして捨て鉢な雰囲気のお蔦だけど、駒形茂兵衛(勘九郎さん)に立派な横綱になってくれとお金や櫛などをあげ、茂兵衛を見送るときは、幸せそう。横綱になって土俵入りを見せてね、と。
十年たって、茂兵衛は横綱にはなれなかったけれど、一本の刀で敵を倒し、お蔦とその夫の船印彫師辰三郎(三津五郎さん)とその娘のお君(宗生くん)を逃がすことに成功。
横綱にはなれなかったけれども、お蔦のためになれて、それが「一本刀土俵入り」というわけ。
じんとくるいいお話でした。

「菊薫縁羽衣(きくかおるゆかりのはごろも)」
橋之助さんの三男宣生くんの初舞台。
芝翫さん、その息子の福助さん・橋之助さん、娘婿の勘九郎さん、孫の児太郎くん(福助さんの長男)と国生くん・宗生くん・宜生くん(橋之助さんの息子さん三人)と七之助さん(勘九郎さんの次男。長男勘太郎さんは大河ドラマのせいで出られず)と、勢揃い。
口上のとき、口上を述べる人以外はお辞儀してるんだけど、宣生くんは横でお辞儀している橋之助さんの脇腹を小さな手でぺちぺち叩いてた。可愛い……可愛すぎる!!口上の途中でちょっと眠そうになって、橋之助さんも
七之助さんも気になってしかたなかった様子。
息子と孫に囲まれて、芝翫さんがとてもうれしそうでした。
ご自分がお父様を早くに亡くされているだけに、喜びもひとしおなのでしょう。


橋之助さんと宣生くんが一緒に写っているブロマイドを買いました。あと、
児太郎くんのもね。将来が楽しみvv


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