それもまた一つの人生...文月

 

 

妹の妊娠 - 2005年03月23日(水)

生理周期15日目。
昨年5月に初期流産してしまった妹がまた妊娠したらしい。
私より10歳下の妹が先に妊娠したことに対しては、前回ほどショックじゃない。
むしろ、母に孫の顔を見せてあげることができて良かったと思う。

でも何となくやっぱり釈然としない。
私たち夫婦は5年の交際(うち2年同棲)を経て結婚するまできっちり避妊していた。
きちんとした生活基盤を築き、その上で子どもを育てたいと思っていた。
子育てや教育に関することも夫婦で何度も話し合った。
もういつ子どもができても大丈夫だよ〜という状況になったのに妊娠しない。

妹たち夫婦(まだ入籍してないけど)は、常にどちらかの親に依存しながら
自立できないままに暮らしている。
お金はないけど働きたくない妹、定職に就いても長続きしない彼、
20代半ばとは思えないほど甘えが強い二人。
子どもができても何とかなるだろう、親や周囲が助けてくれるだろうと。
行き当たりばったりで生きている二人にすんなりと子どもができる。
これも運命なのかな。だとしたらちょっと、いやかなりムナシイ。

「ナイショなんだけどね、私、孫ができてもちっとも嬉しくないんよ。
どうせ何やかんやで押しつけられるのは分かってるからね。
これがアンタの孫やったら大喜びなんやけどねえ」
電話の向こうで母が溜め息をつくのが分かる。
うーん、でもねえ、妹をそんな風に育てたのはお母さんなんだから。
年をとって出来た子だから甘やかしちゃって。
やっぱり子育てって難しい。
妹夫婦に育てられる子どもがどうか真っ直ぐに育ちますように。


...




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