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Hugh→杏 【メール】
2004年08月05日(木)




2004/08/05 12:07:35
何から書き始めたらいいかと思うけど
素直に自分の思ったことだけを書こうと思う。
なんて言おうとか、上手に話をしようとおもう事が
逆に杏と俺の間に距離を生んでる事が昨日初めてわかりました。
もう遅いよって言葉がひしひしと俺の中で意味をなしてくる
いつも頑張ればそれでいいと思って生きてきたし
努力に勝るものなんてこの世には存在しないと頑なに信じてきた。
運命とは存在するものだけど、努力で変えられるものだとも思ってきた。

そんな自分の姿を改めて客観的に今思うと、全ては俺が自己中心的で
わがままで、人の事など考えても無い、未熟な生き物であった事を示唆しているし、
俺ほどに自分の事しか考えていない人間はこの世に存在しないということを目の前に改めてつきつけられた

正直、ソレを気がつかせてくれたのは杏で杏に出会わず生きていっていたとすれば
俺はそれに気がつく事もなかったのではないかとおもうんだー
今まできっと俺と出会った人たちもそう思ってきたのかもしれない
でも、俺の心にその人たちからの忠告は響かなかったんだろうと思う

杏から忠告を受けるとき
正直内容がきつい。
的確に俺を直視し、その貴女の目は神様だってごまかせられないかのように思う
でも、不思議な事に貴女からどんな忠告を受けても嫌に思った事がないんだ
むしろ、例え涙がでるような一言だとしても嬉しいんだ
杏紀が俺を直視した上ででてきた言葉だからだろうし、真剣に見てくれてなければ気が付かないようなことだから

何も俺を止めれないし、何も俺を変えられない
今はただ杏だけが俺を止め、変えれるだけの力をもつ

長続きさせようと人は思ってしまう 特に俺は
目の前に居る人が大切であればあるほど、失いたくないと思うし
この幸せな日々が50年後も変わらず俺の前にあって欲しいと願ってしまう
けど、コレは間違いであった事に気が付いたんだ
続かせる事ばかり考えると、自分の思い通りに相手を変えようとしたりして、相手への思いやりが無くなると思う。相手の幸せを考えていれば自然と長続きすると思うから、
長続きさせる事を恋愛の目標にしないほうがいい
結果を見据えて、そこまでの順序をたどる努力をするより
二人で歩いてたら、結果にたどり着くという一番大切な物を俺は弱さゆえに忘れようとしていたみたいだ

杏と知り合ってたくさんの事に気が付いた事だけは本当だよ
その気が付いた事を自分の物にできるかは今からの俺次第だとおもうが
人は容易にはかわれないー杏がいつも俺に口にする言葉だ
本当にそう思う、でも気が付く事で俺はスタートラインには立っている事だけは間違いない
見守っていてほしい、とか時間をくれとか、今結果を出さずにもう一度チャンスをくれという思いが無いとは言い切れないが、昨日の杏の声を思い返すといかに俺が愚かであったかを感じ、居た堪れない想いで一杯になるよ

相手の為にやっているって思えることは
自分の為にやっている事だとおもうしー
俺が貴女を選んだ理由は、笑いあうだけの関係には成らなくてすむと思えたからんんだ
誰だって、人だし、人ならどんな悪人であろうとも少しばかりはいい所があるとおもうんだー
だから、どんな人間とも笑いあえる、時がある
でもな、ごくごく限られた相手とでなければ、苦労は共にできない
貴女となら笑ってるときだけでなく、苦しいときも一緒に居られる気がしたよ
だから貴女じゃなきゃだめだとおもった

杏の事好きだ
だからこそ、杏の前で強がってはいけないんだ
強がってても意味を成さないー結局は好きな気持ちに負けちゃうんだから
素直に杏の前に立てる俺でありたかったよ
人のせいに、そして過去のせいにはしたくないが俺の過去が俺をどんどん臆病にして
素直になれてないんだろうね
でも心から今思う、もし僕が素直になれていたならば僕達はこうならずにすんだ
後悔はしてない。ただ反省しているんだー
大事だと思える人出会えた、ソレは奇跡と呼べる事なのに
どうして素直になれず、それをうしなっちゃうんだろうって
チャンスは必ず巡って来る、どんな人にでも
幸運な人間なんていやしない、同じ数だけのチャンスは平等に人に訪れるんだ
でもチャンスを生かせてる人とそうでない人間がこの世にはいる

杏が俺を愛してくれているかを俺は疑い
その結果素直ではいられずー全ては悪循環

男として情け無いと思うが杏の前で一つ後悔した自分をさらけだすとするなら
どうして、杏を失う事を恐れずに、素直にそしてまた不器用でも思い切り恋しようと思わなかったんだという事。
本当の自分を隠してることが杏には重荷で、
でも隠したいからじゃなくて、ただ杏を失いたくなかった。
泣きたいときに泣いて、会いたくて死にそうな時はそう言えばよかったね

昨日あれから何度も目が覚め、浅い眠りを繰り返した
ヘッドホンからお前の声が聞こえて無くてー
はずそうとしたんだーでも眠れなかった
いつものくせなんだね
ヘッドホンが耳にあたってないと眠れない俺が惨めで、馬鹿らしくて、切なかったよ

後悔なんてしたくない。だから言うよ
アトもう少しだけ側に居て欲しい
杏だけが俺を癒して、明日への活力をあたえてくれる
かけがいのないひとなんだ どうしても杏を失いたくない
隣で眠りたいとおもうし、杏の居る場所が俺にとっての帰る場所であってほしい
遅すぎる俺の言葉を全て許してほしい 気付かずにいた事をゆるしてほしい
俺は許して欲しいと願うばかりで、今の俺に何ができるんだろ、杏の為に
愛する人の役に立っていけるーそんな自分の人生であれば素敵だと心からおもう
杏がつまんない時、その退屈を一緒に埋めて上げれるそんな人でいたい
何も疑わない ただ二人で生きていけるだけの準備をこれからは俺と一緒にしてくれないかな?
杏だけがするのではなく、俺と杏が一緒に。

この手紙は終わりの手紙じゃないから


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