まみいの日記
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2003年02月08日(土) 父と娘の・・

父が声にならない声を必死に出そうとして 私に何か訴えてる。
私は 読み取ろうと懸命に父の口元を見る。
あきらめかけては また 思い直したように私を目で呼んで口を開く。
何度か 繰り返したところで 「ひきだし?」
父は疲れた顔でうなづく。

母は遅い昼食を弟ととりに行って 今は二人だけの空間だ。
「引き出しに入ってる何かを 取って来いというの?」
コクンとうなづく。
「なあに?」
父の口は お あ え と動いたようだ。
おあえ おあえ  もしかして・・・・
「お金?」
満足そうにためいきをつくと 父は人差し指を口にあてた。
「ん?? 内緒なの? なに へそくり??」

その日 母を家に送ったついでに2階に上がった私は 首尾よく「福沢諭吉」さまを 何枚か手にした。
口止め料としてお一人くらいは私の元においでになるだろうか?


まみい