まみいの日記
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2003年02月05日(水)

きょう 父の病院へ向かっていたら 雪が降って来た。
どうりで寒いわけだ。
今年は 雪の当たり年なのか。
お正月以来 大雪が無くて幸いだが はらはらと散る雪には何度もお目にかかった。
小さい頃は 雪が降ってくると嬉しくて 何か違う世界に入り込んだようで わくわくしたものだ。
あるクリスマスイブの夜に雪が降って 庭の木に積もっていくさまを見とれていた事を思いだす。
窓から離れない私に 風邪を引くからと声をかけたのは父だった。
しばらく一緒に眺めていたが 今夜はサンタさんが来るのにいつまでも起きていたら サンタさん帰ってしまうよ といわれて 慌てて布団にもぐりこんだものだ。

病院に着いて ICUの入り口で看護師さんに声をかけると HCUに移ったという。
HCUはナースステーションの脇にあって ICUより緊急度は低い患者さん用だ。
母と二人で顔を見合わせながら 入っていくと(それでも 手の消毒マスクは必要だ)一番奥のベッドに父は寝ていた。

あきらかに 点滴の数が減っている。
鼻のチューブもなく それを痛がっていた事を知ってる私達は 急な進展に目を見張った。
父はというと 急に身が軽くなったようでしきりに寝返りを打って 病衣がぐずぐずになっている。
それを直しながら 背中腰をさすってあげると気持ちよさそうに目をつむっていた。
「さっき 雪が降っていたのよ。」
といいながら窓の外を見ると なんと雪はやんで日が差し込んできた。
父は不審そうな顔で それでもICUと違って窓があって外を眺められるのが嬉しいらしく しきりに外の様子をうかがっている。

そうだ。 今日は暦の上では立春だ。
確実に一歩一歩春は近づいている。
窓から差し込む太陽の暖かさを 三人でかみしめた。


まみい