MAIL LaH OLD INDEX NEW |
ふと私の左手がサラくんの右手に 包まれた。眠くてたまらない 子供のように熱い彼の掌は、 あんなにも紅茶を飲むのも理解 できるほど熱を持っていた。 その手は私の頭を撫でてくれ、 さえさんは頑張ってるね、 偉いね、という労いの言葉まで 聞かせてくれた。 (いかに私が日々仕事を頑張って いるかを暑苦しく語ったせいかも しれないけれど) 聞く限り彼も相当頑張っている ようで、私は心の中で 会ってくれてありがとう、と お礼を言った。 朝夕は肌寒くなってきた今頃、 次にサラくんに会える時には より涼しくなっていることだろう。 そんな時こんな熱い掌に身体を 撫でてもらえたら、それはそれは 心地良いんだろうな。 本人を前に、私はそれを想像して なんとも言えない幸せな気分に なっていた。 色んな事が制限され過ぎている 今に、想像だけでもできるのは 幸せな事なのかもしれない。 想像できるということは、実現 できる可能性があるということ だから。 |