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大丈夫だから 心配しないで そんな類いの慰めを言い ながら、サラくんは 私の髪を撫でてくれた。 落ち着いて考えれば、 実際今からするわけでも ないし、これ以上泣い ても良いことはない。 私はうつむくのをやめた。 レストランを出て 手を引かれてトイレへ 向かう。身支度を済ませ また彼の姿を見れた時に 私はひどく安心した。 駅までの道のりを 並んで歩いている頃には 私はまた冗談を言える までに回復できていた。 たちの悪いその内容に サラくんはまた、いいよ、 と言ってくれる。 彼も彼でどこまで本気か 分からなくて混乱する。 ただなんとなく思うのは 私が行くと言えば行くし、 行かないと言えば行かない だろう。 これは希望も含まれるけど。 水みたいに何の抵抗もなく 私の中に入ってくる彼は やっぱり水みたいに掴めない。 そもそも掴むものでもないし 掌の上で踊らせてもらえれば 上手に遊ばせてもらえれば きっとそれでいいんだろう。 私は私をまた少し定め られた気がして嬉しかった。 |