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アラームが鳴った。 あぁ、 成果はあげられなかった。 お決まりのセリフ、 もっと一緒に居たかった を言って、お返しに ひたいにキスを受けてから ベッドをおりた。 私は芝さんを見送るために ドアの前までついていった。 芝さんは、じゃあね、と 言いながらすっと私の右手を 触って微笑んだ。 私もできるだけ微笑んだ つもりだったけど、うまく できていただろうか。 ドアが閉まって、部屋に 戻った。ほとんど乱れの ないこの部屋の状況を見て すぐにここから出たくなった。 ため息ばかりを吐きながら 沈んだ気持ちのまま次の 目的地へ向かった。 不幸中の幸い。 今日はまだ予定があって、 それに向けて気持ちを 切り替えなければいけない。 この時間は一体なんだったの だろう。今の私に必要な 時間だったのだろうか。 直後に考えても正しい判断は できそうにないし、 とりあえず緊張疲れもあり、 現実から逃げたくもあり、 電車の中では眠り続けていた。 |