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私の下唇が、施術師の唇に 挟まれ軽く引かれる。 やわらかい力にお返し したくなって私も挟んでみた。 そしたら舌が入ってきて、 うっ!てなって。 負けずに応戦。施術師のは グイグイはこなくて、 体感2センチくらいしか 入ってこない。 なにもかもが、最初は 少しだけ。じらしてじらして 私をやきもきさせる。 はっと顔を離して目を見た。 ぱっと視線が合って照れる。 恥ずかしさがこみあげてきて そのまま伝えた。何回しても 恥ずかしさが消えない。 なんで?って聞かれて 恥ずかしいんですって答えて 表情を隠したくて、施術師の 右肩にあごを乗せた。 何度か背中をなでられてから、 くっついてたのを離されて。 左胸をちょっと触られてから 右胸も。指先だけを滑らせる 触り方がまたじらされてる 気分になる。やっと先端。 ふと思い出して、この前の 触り方がすごく良かったから どうやってるのか見てみた。 逆光で真っ黒の手のひらの 中指だけが左右に細かく動いて 同じリズムを視覚と触覚とで 感じてた。あーでも、なんか、 この前のほうが良かったかも。 違う触り方なのかな?なんて 考えてたらチュッと吸われた。 さすがにそれは声出るわ。 この人絶対解ってる、 右側のほうがいいってこと。 弱い刺激に両目を閉じて、 視覚用の意識を触覚用にまわす。 左側は指で、あー、贅沢。 このままほどけて溶けて 水になって染み込んで 乾いて空気に混ざりたい。 じらされるのは苦手だけれど、 じっくり手をかけて温めて もらうのも悪くないなって 思えた。 なんとも穏やかだった。 |