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疲れてしまい両手がシーツに着いた。 顔が上がらない。そのまま肩で息を してたら、降ろされてしまった。 施術師だってそれなりに動いていた くせに、するっと移動して私の 後ろについた。疲れてないの? と思いながら背後を取られた次を 想像して腰を上げた。 ヘッドボードに両手をつっぱって 支えないといけないほどの振動に 合わせて悲鳴がでて喉がいたい。 息がしづらくて苦しい。 胸も顔もべったりシーツにつけて 中から割れそうな痛みと快感とを 受け続ける。 何度か吐き出すような声が聞こえ、 振動が止まった。私の背中に 熱い皮膚が被さって、それは じゅっと音がしそうなほど熱くて 焼かれたかと思うほどで驚いた。 抜かれた途端、身体のバランスが 崩れて右側に倒れた。 施術師は後始末をして、それらを 腕を伸ばして私の背中側にある ゴミ箱へ捨てていた。それから すぐにスマホをチェックする。 私は何をする力も残ってない。 眠らないようにするだけだった。 ピロートークは無し。 またシャワーを浴びずに身支度を するのを見守りながら、せめて バスタオルは巻いておこうと シーツの上で手を巡らす。 濡れてるそれを身体に巻いて、 最後にハグ。細腕に抱かれて アイドルみたいな腰を抱いた。 またね、とドアを閉めて、すぐ ベッドに横になった。 太ももの間がべっとりと濡れてて シャワー浴びたい、疲れた、 とだけ思っていた。 もう1回! もう1回! アンコールの声は鳴りやまず。 別れを惜しんで今夜を受けて。 2度と来ない今を、そんなこと 言ったらどんな瞬間だって 2度とは来ないけれど、特別には いつだってなれるわけじゃない。 だから、今を思いきり惜しんで。 |