アイゾウ

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2016年12月10日(土)
パブロフ。6



「はい、じゃーね。バイバイね」


私はふざけてそう言ってから
施術師に背を向けて寝転がる。
もう破れかぶれだ。
さっさと帰ってください。
精一杯の心遣いのつもりだった。
施術師は笑ってくれた。


シャワーも浴びず身支度を
進める施術師。
予定の時間をオーバーしてて
焦らせてしまっている。
私って一体何なんだろう。
彼は私にどこまで期待している
のだろう。きっとなんにも
期待してないのが正解だ。
彼はいつも受け身だった。
プレイは攻め側だけど、
いつも、まずは私がどう
したいのかを聞いてくれていた。
そしてそれを大体叶えてくれた。


来るもの拒まず
去るもの追わず


最初から最後までそうだった。



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