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何度も深呼吸をする施術師は しばらく私に被さったままで、 もちろんウィーバイブも そのままだった。 私は疲れてなにもする気に なれず、施術師が離れるのを 待った。 「潮吹いてたね」 やっと動いて後片付けを始めた 施術師がそう言ってきたけど、 吹いた覚えがないのと、まだまだ 疲れていたので、あぁそうですか、 と他人事のように思え、実際 「そうですか」と答えてしまった。 仰向けのままの私の首の下へ 施術師の左腕かすべりこんできた。 その腕枕に甘えて、少しじゃれて ピロートークをした。 いつもより長めのそれを楽しみ 何度もキスをしていたら時間がきた。 身支度をし、部屋から出ていく 施術師を心からの笑顔で見送った。 あぁ、本当によかった。 ちゃんとできた。 期待以上に気持ちもよかった。 私は安堵して、少し涙が出た。 もうできないかもしれないと 思っていたから。 これでひとつ前に進めた気がした。 |