| 2005年01月24日(月) |
“を”は無くなるのか?! |
くるまがでるから きおつけよう
すぐ横にある駐車場の出入り口に、こう書いてある。 “お”→“を”じゃないの? と思ったのは私だけらしい…。みなさん、抵抗ないの? ならば“え”だって書きにくいから“へ”になるワケ? あの有名な『ぐりとぐらのあいうえお』の絵本にも、 実は“を”が載っていないのである。ショック〜! 昔の古い文庫本には、難しい漢字ばかり出てくるけれど それを読める親達は、子供の頃、どれくらい勉強していたんだろう。 勉強するにも、基本的な文具や教科書なんかは 不揃いだったと聞いている。 たとえばお風呂も、今みたいにスイッチひとつで済まないから 薪の火を焚きに誰かが外へ行かねばならず、時間もかかる。 ガスでお湯が沸かないってコトは、洗濯する時も冷たい水のまんま、 洗濯板使ってゴシゴシ手荒いするんだよね…。 私の母の世代だと、水だって共同の井戸まで エッサ!ホイサ!って、汲みに行ったんだそうな。 たいへんなこっちゃ! でも子供達は、家の手伝いをちゃんとやって、 さらに勉強もする…まるで全員、二宮尊徳のようダ(笑)! 生活すべてが便利になった今の方がはるかに、 勉強する時間は増えてるはずなのに… “を”は難しいから“お”にされてしまうんだネ…。
『ネェ〜!ママぁ〜!このひと、おかしいよ〜!』 と、トイレから叫ぶ奈央。 ウチのトイレには 『相田みつを』のカレンダーが掛けてある。 奈央は自分の名前は“お”と書くのに、 何故このひとは“みつを”なのか知りたいようだ。 『それにこのひと、じがヘタだよねェ〜!』…だって(苦笑) 違いに気づいただけでもエライッ!ナ〜ンテネ! まぁ偉大な人は何してもいいんだけどさぁ〜、 『名前の場合は“を”を使うコトもあるんだよ。 字は、ヘタなんじゃなくって、この相田みつを という人の“味”なんだろうネ〜』と言っておいた。 かと言って、まともな字を書く前から味のある字を書こうとしても それは無駄な抵抗であるコトをしっかり言い聞かせておいたが…。 “を”が無くなったら、ややこしいんじゃない?
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