| 2006年02月26日(日) |
地球ひとり旅(byジョージ) |
山本ジョージとかくと東北あたりを旅しそうな名前になることにようやく気がついたるなふです。 みちのくならぬ、世紀をまたいで一人旅。
「つらすぎるわねえ、ジョージ。(煙草の灰、ポンと皿を落とす)」
てなことでこんばんわ。
『ヴァンパイアレジェンド』Bチームを拝見してきました。 でも今日は鼻も具合悪くて、風邪薬+サプリメントに加えて鼻炎カプセルもプラスした位に具合悪いのでてみじかでー芳樹さんと及川さんについてだけ。
ネタバレふくみますので反転。(さっき反転してなかったらしい、笑)
昨日と話、全然違うじゃん! 思わず友達と総突っ込みを入れたくなるくらいに違っていました。 どう違うかと言うと、 パンフで及川さんが言っていたとおりに、 Aチームは笠原さんという湿り気のない明るいひとで。相手に有無を言わせない絶対的な誘惑者と、知的で寛容な美徳に満ちた曽世さんの歩み寄り、という男らしいお二人だった。 普通の男のドラキュラと普通の青年の話、という観点でつくっている気がした。 生と死。そして相手への執着がゼーリヒという男のひとの生き方のプライドの中にみえかくれしてて、その渦の中に曽世ジョージは巻き込まれていったという図式に見える。
自分が死ぬのを前提に、 ゼーリヒの意思を引き継いで、生きてゆく男を選んだ。 という感じなんでしょうね。
しっかし舞台をみているときは、そんなこと考えられず、 ノーブルな中に野生的な男性的な躍動感がうねるといった感じがかなり怖かった…。 自分の住む精神世界から遠いところにあるので、 唐突な求愛という、あたしには理解しがたい感情も、 「ああ、男の人はこう考えるんだ」と思うのが新鮮で。
んで。
及川さんもやまもとさんも作が女子の話であるのをふりかえさせるような、アンニュイでものうげさを全面に押し出した哀愁ある話で、かなり女性にはうけいれやすかったBチーム。
受動的な女性役ではあたしにはどうも違和感のあった及川さんのやたら誘惑してるきらきらしい役が美しくて生き生きしてます。 イケイケだー。(死語) そしてやまもとさんがいわゆる戸惑いつつも愛されている図が可愛いです。(ごめんなさい、ごめんな…) このお二人大変お似合いで、気があった運命の恋人だなと客(この場合あたし)が納得したその時点でこの芝居は成功かなあ。 今まであたしには「能動的男子」芳樹さん、「乙女」及川さんという図ですと普通に『恋人』とか『ふうふ』といわれて、芳樹さんが弱弱しくみえるし、及川さんがりりすぎることで相当違和感があったのですが(ごめんなさいごめんなさい)、今回はものすごいすっきりして、好きなカップルだわ、と思いました。 やまもとさんの城以外に世界のない青年時代のジョージと穏やかさ、 「なに?」とか「わかんない」とかいう時の子供っぽいかわいさとか、 走るときの若々さとか、そういうものにうっとりしてたら、 ドラキュラになって、世界にふみだしたのであろう彼が束ねた髪を荒々しくほどき、 ゼーリヒ(またはゼーリヒの面影のある、あらたな人?)と口付けするラストはこちらが動揺するほどの変わりようで絶句! さらに恋をしただけでなく、人生を狂わされたジョージの末路をみせた現代中央線沿線なラストの牙をむいた顔のぞっとさせる表情も身震いする位に怖かった。 昨日は主人公達の濃さに目を奪われているだけでしたが、二回目からはそこそこ冷静です。 面白いのかもしれない、この芝居。
まあ、脚本にはいろいろいいたいことはあるんだけどー。
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