| 2005年11月15日(火) |
ブラザーグリム(ネタバレしてます) |
『ブラザーグリム』をみてきました。 思いっきりネタバレしているので、いやな人は即効引き換えしたほうが良いかと思います。
ハリーや指輪の大スペクタルCGファンタジーを見慣れたひとには、 やたらしょぼいCGでした。(すいません) 人が乗り移っている狼の足ががちがちがちーって、動くー! グレーテルの肩掛けの動きがぱたぱたアニメ調! のっぺらぼうになった時のサシャの顔がいかにもつくりものー!(笑) でもそのおかげで、グリム兄弟の仲間の切られた首がだされたものも人形じみててあまりグロテスクでないのが良かったんです。
そう。 色々言う割にはわたしはこの話も、映画も気に入ってしまいました。(えっー??) はっきりいえば最近みたDVDでみた『ヴァンヘルシング』のCGだけはすごいかねかかっているけど、話はまるで救いようなくて悲しいぞ、という内容に比べると全然楽しいです。
まず童話の世界に似つかわしく画面が暗くなくてクリアでみやすかったし、衣装もあたし好みの18世紀末から19世紀のヨーロッパの衣装で楽しかった。 グリム童話のパロだと思うと頭をフル回転して筋をおうこともなく、しょぼいCGだと(まだ言うか、笑)激しい画面の変化もなくリラックスしてみられるのもよかったです。 なにが一番いいかっていうと塔に住む敵の女王さまが単なるナルシストで、 自分を騙したかつての村人に対して別に復讐しようとか全然考えてなくてですね。単に自分が今持っている永遠の命にプラス「若さ」を手に入れたいというだけのまっすぐな悪意がむしろ気持ちよいほどでした。(爆)
時代背景がまず「フランス占領下のドイツ」というねじった世界。 かつて幼い頃病気の妹を助けるために牛を売りにいった弟は詐欺師に「魔法の豆」と言われて普通の豆をつかまされ、妹は亡くなる。 成長した兄弟は姑息にインチキ怪物退治で街々を歩きながら、その屈折した思いはいつもある。 世間をうまく生きていこうとする兄と、 虚構と研究の世界にはいりこむ弟。
階段のない塔に入り込むためにテコの原理を利用して板から飛びあがろうとする弟のために危険を知りつつ、テコのねじをまく兄。
「あいつのいない人生?」 自嘲しながら、いさかいをしながらも、弟のいない人生が考えられない兄が呟くのが象徴的。 そして、 自分の好きな人が兄を慕ってたりするしょっぱい人生だけど、 やっぱり兄からはなれられない弟。 森に住む女王や、フランス軍の圧迫や、女王に連れ去られたらしい妹をたすけようとするアンジェリカに振り回されながら、 そういうもどかしいような、兄弟の関係が描かれる。 なんだか、小市民的で妙にリアルでかわいいふたりでしたよ。
ライフ的配役もちょっと考えた。 女の子二人を同時にくどいているウィルは高根さん。 素敵眼鏡な弟ジャイコブは岩崎さん。 平気な顔して動物をさばく猟師の美女役とか、みてみたいっ!と熱烈に思うのでアンジェリカは山本さん。 自分の欲望しか考えてない塔の女王=笠原さん。(あやのこうじけ長女にぴったりかと思う) でどうでしょうか…。 けっこう素敵かと思います。 あ、グリムなのでもちろん、 キスで眠りをさます場面もありますね。(笑) ぜひ誰が誰にというのは映画を見てくださいませv
映画の予告で「あらしのよるに」をやってました。 原作を立ち読みして泣きそうになったあたしには、人目をきにしない暗い中では予告だけでももうダメで、涙がでてきました。 友だちでいることが、なんで、こんなに切ないところまでいかなきゃいけないんだろうね。
せっかく繁華街にでたので,最近買いそびれていたチケットもかいました。 ダンスカンパニーカレイドスコープの来年のチケです。 家に帰ってきたら、あたしがぐずぐずとチケを取ってないことを狙いすましたようにカレードスコープさんから封書が届いてました。 ごめんなさい。今日買いましたからっ! ま、風味堂のライブも同時期にとりました。楽しみです。(爆)
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