徒然な雑文

ぢゅん【MAIL

最近読んだラヴクラフト本
2004年05月20日(木)

『アーカム計画』ロバート・ブロック著
書店で発見するまで存在すら知らなかったんですが、ロバート・ブロックでしかも「アーカム」とくれば即買い。
ブロックは『サイコ』原作者としても有名で、アーカムはラヴクラフト作品でお馴染みの架空の地名です。
ラヴクラフトは読んでない本の方が多いぐらいなんですが、その割には結構好きで。この本以外にも色んなパロディが出ていたり、ゲームの元ネタになったりしてますね。
感想としては、本編より解説の方が面白かったです(笑)
本編中、元ネタ知らない人でも楽しめるよーな配慮はしてくれるんですが、視点があまりに大局的とゆーか、淡々と描かれてるので「登場人物がどーなろうと世界がどーなろうと知ったこっちゃない」気分で読めちゃうんですよね。
終盤の「出生の秘密云々」を冒頭に持ってきて、その謎が段々解き明かされていく…って展開だったら良かったのになーと思いました。それだったら、ラストでそれなりの絶望感が感じられると思うんですが。
ところで解説読んで初めて知りましたが「クトゥルー神話」ってラヴクラフト一人で構築したわけじゃなくて、ブロックも含めた作家仲間達がノリノリでネタを出し合って作った部分もあるそーで。
今もネット上で合作とか聞きますけど、手紙メインの時代にもあったんですねえそういうの。まぁそれしか手段がない時代なら、めんどくさいとも思わないんでしょーけど。

で、行きの電車で上記を読み終わり、帰りの乗換駅で見つけたアンソロジーが『クトゥルー怪異録』菊地秀行、佐野史郎ほか。
運命を感じてしまうよーなタイミングかつ豪華ラインナップに即購入。まさか神津恭介が出てくるとは思わなかったよ。
これも解説が面白かったです。あと、上記両氏の対談。自分には出てくる作品名の半分も分からないんだけど、本当に楽しそうで。
どちらも買ってよかったなーと思いました。



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