WHITESTONE
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Twitterから転載
2年ぶりのいとこの家で長居をしてしまった。車だったから飲めなかったけど。
いとこと僕は全く違うタイプの人間だとずーっと思っていたんだが今日じっくり話して意外に似ているところが多くてニヨニヨした。
一つ年上のいとこに憧れていた同級生は男女共に多かった。僕はそれに少なからず劣等感を抱いていた。そんな彼と考え方が似ているところがあったのが新鮮だった。
いとこから聞いた話。彼が二十歳くらいの頃、中学の同級生Aから電話があったそうな。どうやら中学のクラス会を企画するつもりらしい。ただ、飲み屋事情に疎いのでいとこに場所の予約などをお願いできないかとのこと。
いとこはもちろんOKして、A君に参加予定人数を尋ねたところそのときは「まだ未定、これから確認を取る。まずは20人規模で探してくれ」とのこと。いとこはその後ある居酒屋をピックアップ。店のOKも取りつけた。
その後いとこはA君に再三正確な人数をと要求するも「だいたい20人くらい」という返事が返ってくるばかりで結局当日を迎えてしまった。
その小さな居酒屋はほぼ貸し切り状態。テーブルの上には豪華なオードブルが並び、外部から2名ヘルプも召集。準備万端である。
ところが・・・蓋を開けてみると集まったのはいとこを含めてたった3人。激怒するいとこ、泣きじゃくるA君。そしてテーブルの上には豪華なオードブル20人分。
二十歳そこそこの3人に支払いの恐怖がのしかかる。しかし、最終的に料理のお金は受け取らず3人で飲んだ少々の額しか請求しなかったそうな。
料理代だけじゃない、手伝いに呼んだ人だって人件費はかかっただろう。でも店主は笑って「いいよ、いいよ、君たちも大変だったね」
いとこは20数年経った今でもその居酒屋に通っている。
たまに思い出して店主にその話をしても「そんなことあったかなぁ?覚えてないよ」と笑って答えるそうだ。
旧・白根市、新潟市南区のリオンドール近くにひっそりと営業を続ける居酒屋「土筆(つくし)」 今度いとこに連れていってもらおう。
もうちょっとでいとこに泣かされるところでした。 その店が少しでも繁盛してくれるといいな。 ステマじゃないよw
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